第2章・美術解剖学

第2章・美術解剖学

第2章では美術解剖学について扱います。
美術解剖学というのは、絵を描く人のための人体解剖学です。
骨や筋肉などの解説がありますが、美術に関係ない医学的要素は含まれません。あくまで絵を描くためだけの知識です。
なので、内蔵の機能など、医学的内容については触れません。

 

ここでは、あまり細かい解剖学的内容までには及ばないことにしています。
市販の本には、描く目的によっては無駄もあります。このウェブサイトでは、主にキャラクターを描画することを目的にしていますが、キャラクターを描くときは多くの場合、本物の人物をデッサンするよりも覚えるべきことは少ないです。
なのでキャラクター描画という目的に合わせ、載せる内容も少なくしています。あまり覚えるべきことが多いとやる気をなくしてしまいますし、ほかにも覚えるべき重要なことがたくさんあります。

 

もし美術解剖学について非常に細かく知りたいのであれば、ぜひ市販の解剖学書を読んでください。

 

さらにこの章では、単純に市販の教科書に載っているような解剖学だけでなく、より実践的な構造的内容についても説明することにします。
第1章ではBOX理論という「全体構造」を下書きする方法について述べるわけですが、ここであまり細かいことまで全部書いてしまうと理解しにくくなると思い、構造の下書き以外、あまり細かいことについては触れていません。

 

この章では第1章では説明しなかった、非常に細かい構造的な特徴などについても述べていくことにします。
第1章が人体の全体構造の章だとすれば、第2章は人体の詳細内容について述べた章となります。