数値計測法

数値計測法とは?

このサイトで主に解説している方法です。定規を使ったり、スキルと根性があれば3DCGなどを使い、人体統計などを参考にし、計算して描いていきます。
だいたい長さの見当をつけて、定規で測って描いていく、という感じに似ています。

 

数値計測法のやり方

これから長々と説明していくやり方で、一言で説明するのは難しいのですが、要するに定規で長さを測っておよその形状をスケッチしてから詳細を描いていくような感じです。
どこまで計算するかは個人の自由で、本当に大まかにだけ計算してもいいし、非常に精密に計算して描くこともできます。これらは好みや必要に応じて使い分けるといいでしょう。

 

このサイトでは数値計測法についてはとことん解説していきますので、もっとも精密に計算する方法まで紹介しますが、中には非常に難しい説明もあります。
あまり難しければ無理に理解しなくてもかまいません。使えると思ったところだけ使っていってください。
あるところまでは計算で外形を描き、後はいつもどおり「カン」で描いてもいいのです。技術というのはカンに頼らない練習部分のことを言いますが、カンを使ってはいけないというわけではないのですから。

 

(また後述しますが、デッサン的なカンがまったくゼロでは絵を描くことはできません。そこで準備運動として、デッサン的なカンを鍛えるための練習方法も用意しておきました)

 

数値計測法の長所

長所はとにかく、どんな構図でも理屈で描けることです。計算しさえすれば、どんな体型やプロポーションでも描けます。
実際にはありえないようなプロポーションでも描くことができるので、デフォルメ化したキャラクターを描くときには便利です。
また目的とするポーズの写真が見つからなくても、計算して描くことができます。

 

人間の筋肉のように、単純な規則のとおりに動く物体に関しては、この方法はかなりの強さを発揮します。
しかし事前に予測しづらい動き、たとえば「樹木の葉の動き」や「水しぶきの動き」など、ランダムで単純な規則に基づかない自然物のような動きに対しては、事前に計算して動きを予測することが難しいため、あまり力を発揮できません。

 

数値計測法の欠点

欠点としては、やはり計算が面倒なことです。正確さにこだわり始めると、数学的にややこしい計算が必要だったりして、理屈の上でも相当ややこしく、理解が困難になることがあります。
数字を扱うので、数学が苦手な人にはかなり苦痛かもしれません。

 

また「正確さ」というのを見てみると、やはりサンプリングに比べると劣る面が多々あります。たとえば数値計測では「服のシワがどのようにつくか」というところまでは予測できません。
理屈でシワの方向を予測する方法もできますが、難しい上に実物と比較すると正確さも劣ります。

お知らせ

2017/7/29(土)「関西創作系オフ会」を開催いたします。ご参加お待ちしています。

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