スキルが欠けている場合

スキルが欠けている場合

先ほどは基礎デッサン(BOX理論)、美術解剖学、経験的観察と、3つのスキルの必要性を書きましたが、これらは一応のところ、すべて知っておかないと上手に描くことはできません。
人によっては最初から知っていたり身についていたりすることもあるので、必ずしも今からすべて学ばなければならない、というものではないのですが、しかしこれらのうちどれかのスキルがかけていると、おかしな絵が出来上がってしまいます。

 

たとえばBOX理論(骨や関節の位置の把握)と経験的観察は十分だけど美術解剖学を知らないという場合、全体の長さや割合は正確でも、詳細の形がうまく描けません。

 

BOX理論(骨や関節の位置の把握)を知らず、美術解剖学だけやっていると、各部の長さや太さを間違ってしまいます。

 

BOX理論(骨や関節の位置の把握)と美術解剖学を知っていても、経験的な観察がまったくなければ、たとえば女の子なのに筋肉が太すぎるなど、長さや理屈上の形状を知っていても、いわゆる「程度」がわからずに誤った絵ができてしまいます。

 

特に筋肉や脂肪の割合などは、実物を観察することが必要になってきます。実物といっても、モデルを雇ったりする必要はありません。現代は便利な時代で、インターネットで画像検索することでさまざまな人の形状を知ることができます。
慣れるまではインターネットを使い、実物を見ながら練習するといいでしょう。

 

またBOX理論というのは、最初はあらかじめ決められた長さを描画するのみですが、これは私が実物の人間を観察、計測して、その長さを紙に映し出すために作ったものです。
なのでBOX理論を理解していれば、今度は自分で実物の人間の写真などから長さを計測し、自分独自のBOX理論を作り上げることができます。
たとえばアニメのキャラクターのように、現実には存在しない形状、長さを描きだすために使うこともできます。

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2017/7/29(土)「関西創作系オフ会」を開催いたします。ご参加お待ちしています。

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