二重に計測する
さらに正確に位置を取る方法として、ほかの点からも比較しておくというものがあります。
画像:
このチェック点は、山すその全部の長さの5分の2ですが、これだけでは心配なので、全体の半分のさらに半分(4分の1)ではないかと推測を立てました。
画像:5分の3をチェック。
画像:4分の1をチェック。
計測なしの直感だけだと、4分の1か5分の1かわかりません(4分の1は25%で5分の1は20%)
なので、この中間の値を取ることにしました。
画像:2つのチェック点の中間点をチェック
座標系を変える
同じ写真で、山すその左端の位置を測るのに、縦は下から3分の2、横は左から3分の1としました。
画像:下から3分の2、左から3分の1。
しかしこれだけでは不安なので、この位置を「画面の左上の端から45度の角度」という情報を入れてみます。
画像:45度へ向かって線を引く
縦横の長さのほか、角度の情報も入れることで、より精度が増します。
極座標とは?
平面状で1点を指し示すときの表示のしかたとして、一つ目に今までのように、縦と横の長さを測るやり方は「XY座標系」といいます。
画像:XY座標の概念
これに対し、ある場所からの角度とその長さを出すことで位置を特定する方法を「極座標系」といいます。
下の図では、原点から3の長さで45度の位置を示します。
画像:極座標の概念
情報を増やすとより正確さが増します。
画面端からの縦と横の長さに加え、同じく画面端からの直線距離と角度によっても一点を表すことができます。
縦と横の長さだけで自身がないときは、たとえば角度が正しいかどうか見てみることで、さらに精度を上げることができます。
角度といっても分度器で計る必要はありません。およそ目で見た感じでも十分です。明らかにおかしいと思ったらやり直したほうがいいでしょう。