実際に人体寸法の統計を取り、BOXを作るとこんな感じになります。画像:3DCGのBOX。このような人間と同じ基準位置を持つロボットのようなものを作り、これにポーズをとらせた状態を想定し、紙にBOXを描きます。そしてこれらBOXを参考にしながら線を描くわけです。ここで一つ気をつけなければならないことが...
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さて、いよいよ体の各部分のBOXと、そこに実際の形がどう入るのかを見ていきましょう。データの精度これらの長さはすべて人体寸法データベースや、ポーズ写真集などから私が測定し、かつ使いやすいようにデータ化したものです。使いやすいようにというのはどういうことかというと、覚えやすいような比率にしています。た...
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BOXの形状と長さ最初にBOXの形状、長さ(縦、横、奥行き)を数字で説明し、そこのどのように人体の各部分が収まっているかを説明します。これらBOXの中にどのように人体が存在するかを説明するのに、正面図、側面図、さらに斜めから見た図で説明します。各部の長さについてこれから出てくる値は、私が普段よく使っ...
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まずは頭部の形状を見ていきましょう。画像:頭部の正面、側面の図BOXの長さ縦は26.4センチ、横が18センチ、奥行きが19.8センチとします。6センチメートル=1モジュールとして計算すると、縦4.4モジュール、横3モジュール、奥行き3.3モジュールです。縦の長さ4.4モジュールは、髪の長さを含めます...
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首とはどこのことか首というのがどこの部分かを明確にしないと、輪郭が描けません。ここではとりあえず、首の縦位置については「あごのラインが最上部で、鎖骨の中央部が首の最下部」とします。絵で示すと次のようになります。画像:首の定義と首のBOX。正面図と側面図。首のすぐ下には胸部のBOXがあります。首と胸部...
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胴体のBOX胴体は3つの部分に分けられ、上から胸部、腹部、腰部にわけられます。なぜこのように分けるかというと、関節点の都合です。この3つの箱が、関節によって曲がると考えるとわかりやすいです。BOXとその長さについて見ていきましょう。画像:胴体の3つのBOXと胴体の輪郭。正面図と側面図。BOXの長さで...
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肩甲骨?鎖骨?腕はわかりますが「肩甲骨(けんこうこつ)」とはなんでしょうか?実は腕の付け根の一段階内側に、関節があるわけではないのですが、実質的に関節点となる部分があります。画像:肩甲骨の関節部分のBOX、正面図肩の部分で胸部の上部なのですが、胸部の上下二つの関節とは別に動いています。上腕の付け根(...
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腕を描き終わったら、次は手のひらと指です。まずBOXから見ていきましょう。手のひらの長さ・大きさ画像:手のひらBOXと輪郭、正面図、側面図。手のひらのBOXですが、幅が6センチ(1モジュール)、長さが6.6センチ(1.1モジュール)です。そして厚さが4センチ(2/3モジュール)あります。これは厚さの...
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脚と足は違います。「脚」とは太ももの付け根から足首までのことで、「足」は足首から足の指先までのことです。ここでは「脚」の描き方について学びます。脚には上脚と下脚があり、上脚とは脚の付け根からひざまでで、下脚はひざから足首(足首の関節点)までの長さとします。上脚と下脚の長さ脚の長さには個人差があり、さ...
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足のBOX「足」は足首より下の部分です。サイズを見ていきましょう。画像:足のBOX。正面から見た場合、BOX全体は高さが約1.5モジュール(9センチ)、幅が約1.6モジュール(9.6センチ)程度です。足の大きさには個人差がありますが、とりあえず今はこの値で話を進めます。高さというのは、足首の関節点か...
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