リアル成人女性のBOX

BOXの性差を論じる前に、リアルな成人女性のBOXを示しておきます。今まで紹介したのはキャラクターに使えるようなBOXだったので、現実の人間のBOXではなく、私が創作したものでした。
現実の成人女性のポーズ集から私が計測したデータでは、以下のようになります。

 

画像:成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。
成人女性のBOXと輪郭。正面図と側面図。

 

キャラクターとの違い

前章までに説明したキャラクターと現実の女性とのBOXの違いですが、まず大きな違いとして、肩幅(胴体や脚の幅)がかなり異なります。
キャラクターでは横幅は4.4モジュール(26.4センチ)だったのですが、現実の人間は5.3モジュール(31.8センチ)あります。

 

キャラクター、特に美少女キャラクターのプロポーションでは、肩幅を含む横幅はかなり狭く描かれる傾向があります。
リアルな肩幅にしてキャラクターを描くと、かなりゴツい体格に見えることも少なくありません。
さらに肩幅が大きくなると同時に、胴体の奥行きも大きくなっています(4モジュール、24センチ)

 

そして顔の幅が異なります。これも大きな特徴の一つで、キャラクターでは顔の幅のBOXは3モジュール(18センチ)あったのですが、現実の女性の計測では2.5モジュール(15センチ)しかありません。

 

実はキャラクターの顔というのは、形状でいえば幼く描かれることが多いものです。
現実の人間の傾向として、大人になるほど顔は長細くなっていきます。幼い子供は特に、頭部の形状が、いわば「縦方向に潰れている」形になっています。
またキャラクターは、首がかなり細く描かれています。現実の人間では、女性でさえ見た目の横幅は9〜10センチ程度あり、輪郭線だけ描いてみるとかなり太く見えるかもしれません。

 

キャラクターとリアルな人間との大きな差はこれくらいで、後は手が少し小さかったり、腕が少しだけ細かったり、足が少し小さかったりします。

 

しかしながら、私の描いたキャラクターではこのようなプロポーションをしていますが、人によってはもっと胴が短かったり脚が長かったりして、いいスタイルだったりします。
私の描いたキャラクターの比率も、たくさんある例の一つに過ぎません。

 

現実の人間の輪郭を見てみると、ずいぶんとスタイルが悪く「ずんぐりむっくり」という感じがするかもしれません。
しかし日本人の平均的な体型ですと、およそこれくらいです。もちろん個人差はありますが。

 

アニメ的なキャラクターというのは、スタイルがよく描かれることが多いです。ただしそれは西欧的な意味ではなく、あまり胴が短く、脚が長く描かれることはありません。
どちらかというと、縦の比率はそのままで、単純に横幅が細いか、男性だともっと太く描かれる傾向があるようです。

 

ただこれもあくまで傾向があるというだけで、決まった規則があるわけではありません。あなたの好みや、表現したい目的によってプロポーションを変えるべきであって、いろいろ試してみてください。

お知らせ

次回の「関西創作交流会(主に自分の作品を見せながら雑談する会)」は9月9日(土)寝屋川市で行います。参加費無料なのでぜひご参加ください。

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