構図を変更する

構図を変更する

BOX理論では奥行き回転が横、縦と2回回転させるので、計算が面倒でした。
でも奥行き回転が1回だけであれば、計算はかなり楽になります。

 

縦と横と2回回すときにもっとも計算が面倒になるのは頭部、特に顔面パーツの位置で、これらは斜め上や斜め下から見た場合に、かなりややこしいことになります。
しかし顔面パーツがこういったややこしい角度になると、表情が見えにくくなるため、実際にはあまり使われません。

 

そして頭部においては、ちゃんと長さを出す必要がありますが、体のほかの部分に関しては、少々長さや太さを間違えても、さほど気にならないことがよくあります。
そこでとりあえず、

 

顔面部分は縦横2回回さない
それ以外の部分は縦横2回回しても、計算しなくてもよい

 

というふうにすると、かなり楽に作業を進めることができます。

 

もし最初の構図決めで、顔面が斜め上や斜め下方向に傾いているとしたら、ちょっと修正し、縦か横か1回転だけですむような構図にしてしまうと楽です。

 

ただし構図を変更することは、その分出来上がった画像がつまらなくなる可能性が出てきます。
簡単な構図に変更するときは、それによって質が落ちていないかどうかをしっかり見ておきましょう。