BOX理論の計算に必要な3DCGのスキル

ポリゴンとは?

話をする前に用語の説明をしておきます。

 

空間上に配置される一つ一つの面のことを「ポリゴン」と呼びます。ビデオゲームなどでよく使われる言葉なので、聞いたことのある人も多いと思います。
3DCGに出てくる物体は、ほとんどはポリゴンの組み合わせです。一つの立体に見えるようなものでも、多数のポリゴンを組み合わせた形になっています。

 

画像:ポリゴン
ポリゴン

 

ワイヤーフレームとは?

次に「ワイヤーフレーム」という言葉もあります。これはポリゴンの各辺を見えるようにした状態です。
通常、レンダリング(作ったデータから実際の画像を作る作業)する場合、ライトやカメラの設定をして物体を写しだしますが、その物体のポリゴンの形状、つまりワイヤーフレームだけ写し出す機能があるソフトもあります。

 

画像:通常のレンダリング画像
通常のレンダリング画像
画像:ワイヤーフレームレンダリングの画像
ワイヤーフレームレンダリングの画像
BOX理論を使う場合、3DCGで作った画像を紙に印刷して、上から輪郭線を描いていきます。
このときリアルな形状で画像を出してしまうと、紙面に印刷しても上からは描きにくいです。できればBOXの辺だけ、しかもある程度の薄さで印刷したほうがやりやすいです。

 

なのでポリゴンでBOXを作って画像を作るときは、ワイヤーフレームで画像を出します。
ソフトによってはワイヤーフレームで画像を出せない場合がありますが、この場合はワイヤーフレームが見えるパース画面にし、パソコンのPrint Screen機能を使って画像ソフトにコピーして印刷します。

 

 

基本的な使い方

BOX理論をやるときに必要なスキルは、「ポリゴン(直方体)を作る」「ボーンを入れる」「ワイヤーフレーム画像を印刷する」です。
ソフトのマニュアルを読み、これらのやり方を調べておいてください。どれも非常に基本的な操作なので、初心者マニュアルがあれば載っていると思います。