足とは足首から下の部分のことです。絵を描くとき、特にマンガなどではあまり描く機会はありません。
ジャンルによっては靴を履いていることも多く、つい手を抜きがちではありますが、普段あまり描いていないと、いざ描くときに困ったりします。

 

しかし足は手のように複雑な動きはしないため、手に比べるとずっと簡単な形をしています。ただし体すべての体重がかかるため、手と比べると筋力ははるかに強く発達しています。

 

 

骨と関節

足の骨はこのようになっています。

 

画像:足の骨とその関節点。
足の骨とその関節点。
足の骨とその関節点。
まずは足首です。足首は前後屈、側屈、回旋と、すべての方向に回せますが、前屈以外はあまり大きな角度回りません。
足首の関節点は、足首の左右にある大きな骨の突起の部分です。この二つの突起は、わずかですが外側のほうが下方に位置します。内側は内果、外側は外果といいます。

 

画像:外果と内果。
外果と内果。
足の指は手の指とは異なる部分がたくさんあります。

 

足の親指は関節が2つしかありません。
手の指では親指は3関節、ほかの指も3関節自力で動かすことができました。
しかし足の親指は2つしか関節がなく、ほかの4指は3関節あります。親指だけ一つ関節数が少ないです。それでも足の親指は、足の指の中ではもっとも自由に動かすことができます。
そしてほかの4指は、普通の人では独立して自由に動かせません。動かそうとすると、4指ともいっぺんに同じ動きをします。これは手の指とは大きく異なるところです。

 

指の関節点ですが、足の裏を見ると親指の付け根の辺りに膨らんだ箇所があります。ここは「足底(そくてい)」などと呼ばれる部分で、足を支える重要な部分です。このちょうど上に足の親指の関節点があります。
手の指と同じで、水かきのある位置ではないので注意してください。関節点は水かきの位置よりも奥へ入り込んでいます。

 

画像:足の親指の関節点。
足の親指の関節点。
また手の指と同じく、小指側へ行くにつれて少しずつ関節点は足首側へ下がっていきます。
手の指では中指の関節点がもっとも前へ突き出ていましたが、足では親指(第1指)が最も突き出ています。

 

画像:足の指の関節点。
足の指の関節点。
足の指は回旋ができません。主に前後屈が可能で、前にも後ろにも同じくらい回せます。側屈はわずかに可能です。

 

 

表面に出てくる骨

表面に形として見える骨ですが、先ほどにも説明した、足首の関節点付近の左右に突き出た骨が見られます。これは二つとも同じくらいの大きさで、外側のほうがわずかに下方にあります。
そしてこれらは下脚の2つの骨とつながっています。すねの太い内側の骨は内側の突起と、すねの外側の細い骨は外側の突起とつながっています。

 

画像:外果は下脚の外側の細い骨に接続、内果はすねの太い骨と接続。
外果は下脚の外側の細い骨に接続、内果はすねの太い骨と接続。
そしてこの内側の骨の突起の少し先の下に、もう一つ同じくらいの大きさの骨の突起があります。

 

画像:内果の少し先に骨の突起。
内果の少し先に骨の突起。
指の関節点から指へ向かっては、手の指と似ています。関節点では上側に少し突起が見られ、第2関節、第3関節あたりになると、指の断面は六角形のような形になります。

 

画像:足の指の断面形状。
足の指の断面形状。
足の甲はあまり筋肉がついておらず、足の裏のほうにたくさん筋肉が付いています。足の甲では足首あたりから指の関節点へ向かって筋が走っており、指をのけぞらせると浮かび上がってきます。足の甲を触ると筋があるのがよくわかります。

 

画像:足の甲。
足の甲。
かかとは大きな筋肉がついているかのように見えますが、分厚い皮があるだけで、中には太い骨が入っています。なので、かかとの部分を鍛えて分厚くするとか、そういうことはできません。
骨なので、あまり強い衝撃を与えると骨折してしまいます。
高所から飛び降りるときなどは、着地時にひざを曲げることで足裏への衝撃を和らげたりします。

 

画像:かかと。
かかと。

 

筋肉・実際の形状

足の甲の側にはあまり筋肉がついていません。足の裏にたくさん筋肉がついています。
ただし筋肉とはいっても、筋肉自体はあまり膨らんでおらず、骨のほうが膨らんで見えます。なのでここは形状をそのまま覚えたほうがいいでしょう。

 

足の甲の形状は次のようになっています。

 

画像:足の甲の形状。
足の甲の形状。
足の甲は、足首〜親指の関節へ向かっている骨が最も上に突き出ています。
足の指は先に述べたように、付け根がややとがっており、それ以降の関節は6角形の形をしています。

 

足の裏側ですが、膨らんでいる部分が3点あります。足は主にこの3点で接地しており、体の体重を支えています。

 

画像:足の裏の膨らんでいる3点。
足の裏の膨らんでいる3点。
足の裏の膨らんでいる3点。
この3点のうち、親指の付け根と小指の付け根の部分は、足の裏の中でももっとも横幅の広い部分です。かかとの横幅の2倍くらいあります。
ここからかかとへ向かって、横幅は細くなっていきます。

 

足の内側では、土踏まずといわれるへこんだ部分があります。

 

画像:土踏まず。
土踏まず。
内側は土踏まずでへこんでいますが、外側にはこれがありません。輪郭線を描くときは、ここに注意します。

 

足は筋肉の形状よりも、骨の突起部分が多いので、骨のふくらみをしっかり覚えて輪郭線に反映させるといいでしょう。

お知らせ

次回の「関西創作交流会(主に自分の作品を見せながら雑談する会)」は9月9日(土)寝屋川市で行います。参加費無料なのでぜひご参加ください。

関連ページ

「凹凸線」の定義
輪郭線だけ描いた状態では、内部の複雑な凹凸がわからないままです。人体表面の形状を把握するため、凹凸線というのを定義します。
首は主要な関節点が2つあり、中の骨はほとんど外からは確認できません。筋肉の形を覚えておきましょう。
肩の部分は重要な(実質)関節部分です。下方向には曲がらず、上にはかなりの角度回ります。前後にも回ります。回旋はしません。
胴体
胴体は重量があるため、ついている筋肉もほかの部分に比べて大きくなります。主な筋肉と、表面に出てくる骨の形を覚えましょう。
腕と脚・IKの概念について
腕や脚は、しばしば手首や足首を特定の位置にあわせなければならないときがあります。このとき腕や脚の角度や長さを間違いなく表現するには、通常の回転の概念だけでは難しい場合があります。
上腕と下腕を見てきます。腕は指とともに「操作する」機能を持っていますので、機構も動きも複雑になります。そのため筋肉も複雑についており、回転もさまざまな方向に回せます。
手と指
手は関節数が最も多い部分で、動きが複雑な分、細かい筋肉がたくさんついています。アップで描画することも多く、小さいからといっていい加減に描くと、おかしな絵になってしまいます。
脚は上脚と下脚に分けられます。脚は体を移動させる役割を持っているので、筋肉は協力で大きいものが多いです。

トップページ サイトマップ サイト内検索 管理人プロフィール 関西創作系オフ会