勉強以外でも使える
もしあなたが社会人で、もう今後の人生、一生「試験」なんて受けることがない、という状態だったとしましょう。
そういう人ならさすがにこのサイトは役に立たないだろうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
このサイトの主な目的は「何らかの習慣を身に着ける」ことです。
勉強する習慣を目的にしてはいますが、ほかの習慣を身に着けるための基礎的なことも、多く書かれています。
たとえばタバコをやめたい、ダイエットしたい、アルコールをやめたいなど、日常の習慣を変化させたいという場合には、ほとんど役に立ちます。
何らかの病気、たとえば肺の病気などが発覚し、禁煙したいと思いつつも、なかなかやめられないという話はよく聞きます。
ダイエットでも、食べてはいけないと思いながらもついつい食べてしまいます。
そしてダイエットにしろタバコにしろ、なぜかできる人とできない人がいます。
心の強さの問題なのでしょうか?
勉強もこれと同じように、心の強さが足りないから勉強できないのでしょうか?
心が弱いからタバコがやめられないのでしょうか?
その答えは、一言で言い表すのは難しすぎます。「心が弱い」という言い方は正確ではありません。
習慣の身に着く過程はとても複雑です。根性だけが習慣を変化させる要因ではありません。
皆さんが過ごしている毎日を振り返ってみてください。
たとえば毎日朝起きて、朝食を食べ、学校や会社に行く。
毎日朝起きるというのも、実は結構身に着けるのが難しい習慣ではないでしょうか?
眠いのに朝早く起きる。しかも決まった時間に、毎日起きる。この習慣はいったいどうやって身に着いたのでしょうか?
毎日寝る前に歯磨きをする。これも習慣です。
どうやって身に付きましたか?何かすごい根性を出して「よし!今日から毎日歯を磨くぞ!」といって身に着けたのでしょうか?
そして朝起きることにしろ、歯磨きをすることにしろ、毎回そんなに気合いや根性を入れてやっているでしょうか?
おそらく何も考えず、ただなんとなくやっていると思います。
そしてまた、それらの習慣が初めて身に着いたのがいつだったか?どんなふうに身に着けたのか?みなさん覚えていないでしょう。たぶん「気がついたらいつの間にか身についていた」です。
これらの謎を明らかにしていきましょう。習慣を身に着けるのに必要なのは、実は気合いや根性だけではないのです。
気合や根性が役に立つこともありますが、それだけでは習慣は身に付きません。ほかにいろいろ要因があります。
このサイトではそれらのことも、徹底的に明らかにしていきます。