3章のまとめ
受験生であるあなたにとっては、目先の1問を解くことよりも、ずっと問題を解き続ける能力をつけることのほうが重要です。
自分の勉強の習慣を変えるのはあなた自身であり、ほかの誰かが変えてくれるわけではありません。
どんなにこのサイトを読み込んだところで、最終的にあなたが動かなければ効果は出ません。
自分の中の力を引き出すために、このサイトの知識を役に立ててください。
習慣をつけるためのいろいろな方法も、効果に個人差があります。
事前にどれくらい効果が出るかもわからないので、いろいろ試してみて効果のあるものを使い続けてください。
一つの方法にこだわりすぎないように注意してください。
もしそれがあなたに合わない方法だったら、時間の無駄になります。
「何度かやってみたけど依然と全然変わらない」というものは、切り捨ててほかの方法に移りましょう。
どの方法を試してみるかは、直感的にやれそうなもの、なんとなく効果がありそうなものを選ぶといいでしょう。
あまり難しく考えず、いろいろ試すのが一番です。
うまくいったかどうかは、すぐに判別できます。
勉強時間が以前より増えたら効果あり、減ったら効果なし、です。
必ず効果を数字(勉強時間)で測ってください。数字で測らないと効果があるかどうか正確に計れません。
その方法によって勉強時間が減ったら、その方法は中止しましょう。
何も変わらなければ、別の方法を追加して試します。しばらくしても効果がないなら、中止します。
勉強時間が増えれば、当然その方法を継続します。
本来の心理療法は、1対1でアドバイスしていきます。相手が違えばアドバイスも異なるためです。
習慣を変えるアドバイスも、これと同じようなものです。
勉強の習慣をつけること自体が一種の能力です。練習するとうまくなっていきます。
あなたが練習すればするほど、素早く、確実に思った習慣を身に着けることができるようになります。
ここに書いてある方法は、そのまま忠実にやる必要はありません。
自分に合った方法で改良してもいいのです。むしろ自分に合うように改良したほうが効果があるでしょう。
効果はすぐには出ません。少し時間がかかります。
これらの方法は、100%必ず成功するわけではありません。
これは心理療法でも、塾でも予備校でも同じです。それをやれば100%志望校に受かるわけではないのです。
しかしやらないよりはやったほうがいい結果が出ます。
このサイトの特徴は、いい結果が出る可能性がかなり高いということです。
自分の習慣を変化することができても、それが永久に続くとは限りません。
途中で「忘れて」しまうこともあります。
しかし忘れてしまったら、もう一度やり直せばいいだけです。
習慣を変えられた時のことをよく覚えておき、いつでも使えるようにしておきましょう。
何かの習慣を新しく身に着けるということは、生きている限りずっと必要になる能力です。
まとめると、あなたがすべきことは
1.勉強する習慣を身に着けること
これが最も重要で、このサイトで説明してあることです。
学校、塾、予備校ではほとんど教えてくれません。
2.勉強する内容を適切にすること
志望する学科や取るべき資格を決め、やるべきテキストや問題集を決める。
学校、塾、予備校などで教えてくれます。
3.勉強の効率を上げる
どうやったら忘れにくいか、などは、学校や塾、予備校ではあまり教えてくれません。
効率を上げる方法も知っておいたほうがいいでしょう。
ただし上の2つに比べるとそれほど重要ではありません。
効率が悪くても、時間をかけて勉強すれば成績は上がるからです。
勉強の習慣がある程度身に着いたら、長期的な計画を立てていきましょう。
以下の場合は、このサイトを読んでも無駄に終わります。
- 自分が変わる気がない
- 努力せずとも誰かが助けてくれると思っている
- 問題が他人のせいだと思っている
- 真剣にやろうとしていない
- 他人にすすめられて、いやいやながら仕方なくこのサイトを読んでいる