頭のいい人の言うことを聞けばうまくいくか?

頭のいい人の言うことを聞いてもうまくいくとは限らない

これもよく勘違いされることです。
単純に頭のいい、学生時代に成績のいい人の言うことを聞けば、自分の成績もよくなるかといえば、そうでもありません。

 

なぜなら、元の条件が違う場合があるからです。

 

たとえば自分が勉強がもともと苦手だったとします。
それで「小さいころからずっと成績の良かった先生」のいうことを聞けば自分の成績が上がるかというと、たぶん上がりません。

 

その先生の言うことはおそらく「元から勉強ができる人」向けなのです。
もともと勉強が得意な子はこうすれば成績が上がりますよ、というような内容になっています。

 

自分はもともと勉強が苦手なので、同じことをやっても同じ効果が出ません。
もし自分がアドバイスを求めるなら

 

もともと勉強が苦手だったけど、こういうことをすれば成績が上がりました

 

というような人のいうことを聞くべきです。

 

 

条件は無数にある

このように、元の条件が違うために、その人と同じことをやってもうまくいくとは限りません。

 

しかしこれは、成績の良さだけではないのです。
たとえば元が同じくらいの成績でも、その先生はゲームをしない人だけど、自分はゲーム大好きでやめられないタイプの人だとしたらどうでしょうか?

 

先生は「ゲーム機を捨てて勉強すればいいんだよ」というかもしれませんが、自分はゲーム大好きなのに捨てるなんてできない、と思うことでしょう。
先生はゲーム大好き人間のいうことなど理解できません。

 

あるいは家庭環境が違う場合。
先生の家庭環境は良好だったけど、自分の家ではいつも親が勉強しろとうるさく、すごくストレスがたまる状況だったとします。

 

先生は「机に座れば勉強するだろ?」というかもしれませんが、自分はまず家にいるだけでストレスが溜まってしまい、勉強する気がなくなってしまう、という状況かもしれません。

 

これは先生でなくても同じです。
自分と同じ受験者で成績が同じくらいの人がいても、その人はゲームをやめることが自分よりもずっと簡単かもしれません。

 

元からの成績だけでなく、人によって条件は様々なのです。
これらを考慮せず、同じ方法で誰でも一気に解決できる、魔法のような方法は存在しないのです。

 

できるだけ自分と似たような状況の人の言うことを聞けば、確かに成功する確率は高くなるのですが、100%にはならないことに注意してください。
最終的に、自分に合った勉強法というのは、ほかのだれにも当てはまらない、自分独自のやり方になるはずです。

 

それを見つけるためにアドバイスをもらう場合は、1対1で生徒の話をじっくり聞きつつ、状況を考慮して最も合った方法を提案していく、というやり方がベストです。
しかもおそらく試行錯誤がつきものです。1対1で長い時間話し合い、ようやく見つかるといった具合です。

 

一つの方法を押し付け、これで絶対うまくいくとか、これでできなかったらお前はだめだとか、そういう判断は軽率すぎます。

 

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