反動が起きないようにするには?

どうしても遊んでしまう癖が治らない場合

私もそうなのですが、ゲームが好きな人の場合、毎日ゲームに夢中になって勉強できないので、ゲームの時間を制限すれば勉強ができると思ったことはないでしょうか?
ところが時間を制限してもだらだらとやり続けるので、しまいにゲーム機を捨ててみる。これでもうゲームしなくなるだろうと。
それでも勉強せず、いつの間にか漫画ばかり読んでいたり、友達とのおしゃべりに興じていたりします。

 

我ながら呆れてしまうことがあります。
しかしこれは、まだやり方が悪いのです。人間の心について正しい知識を得て、正しい方法で対処しなければなりません。

 

 

ストレス発散の代替案を考える

さっきのページでいきなり高い目標に突っ込まない。少しずつしんどい状態に慣らしていくといいました。

 

少しずつ変化させるのともう一つ、重要なことがあります。
それはストレス自体ができるだけたまらないように対策をすることです。

 

後のページで説明しますが、ストレス解消のための代替案(代わりの方法)を考えておくと、さらに効果的です。

 

たとえば毎日、勉強のストレスで2時間ゲームをする生活を続けているとしましょう。
このゲームの時間を勉強に当てようと、まずはゲームの時間を少し減らし、その分勉強の時間を増やす、ということをやります。

 

このとき、わずかな時間の変化であったとしても、ストレスが溜まってしまうことがあります。
そこでリバウンドが起きてしまう可能性もあるので、念のため何かストレス解消の代替案(勉強時間を減らさないもの)を用意しておくと、さらに計画が成功しやすくなります。

 

この例ではストレス解消にゲームをしているのですが、その代わりのストレス解消法を考えます。
ゲームだと2時間してしまうが、漫画だと1時間で十分ストレス解消できるという人であれば、ゲームの代わりに漫画を1時間読み、残りを勉強時間にします。
これだけでも無駄な時間を1時間減らすことができます。それもちゃんとストレス解消しつつ、です。

 

ストレス解消しつつ、というのが重要です。
ストレス解消していなければ、徐々に蓄積したストレスがいつ爆発するかわかりません。

 

これは後で述べるリフレーミングという方法です。
ストレスが溜まらないよう、目的を阻害しない代替案を考えておくというものです。

 

もちろんこの代替案が、目標を阻害するようでは意味がありません。
ゲームを2時間していたところ、代わりに漫画を読んだら3時間過ごしてしまった、というようでは意味がありません。