習慣は環境に左右される

習慣と家庭環境は関係がある

勉強ができないのはすべて自分のせいだと思いますか?
生まれつき頭が悪いとか、生まれつきだらしがないとか、そういうことを言う人がいます。

 

生まれつきの知能というのも確かにあるのですが、知能ではなく習慣に関すること、つまり「生まれつきだらしがない人」というのはいません。

 

生まれつきだらしがない人はいないのですが、しかし実は、私たちの習慣というのは、相当に周囲の影響を受けて作られています。
自分の習慣は自分で作り出したものと思われがちですが、実際は周囲の環境の影響を強く受けています。

 

特に家庭環境というのは、私たちの行動から価値観まで、広く影響を受ける要因の一つです。
本人はあまり意識していないことも多いのですが、子供は親の価値観を強く受けて育っています。

 

もし家でも学校でも「勉強するのが当たり前」という環境で育っていると、たくさん勉強することにさほど心理的な抵抗がなく、すんなりと勉強する習慣が身につくことが多いです。

 

これと逆に、周囲の人々がまったく勉強熱心でない場合、勉強するという価値観を自分の中に入れるために、かなり苦労する場合があります。
実際のところ、周りのみんなと同じことをするのは割と抵抗がないのですが、一人だけ周囲と違うことをするのは、必要な心的エネルギーがかなり大きいものです。抵抗を感じやすいのです。

 

 

他人のせいにしない

もし自分の周囲の環境・・・家庭環境や学校の環境が勉強熱心でなかったとしても、他人のせいだとは思わないように気を付けてください。

 

「自分がうまくいかないのは、周りの人たちが悪いからだ」

 

そう思った瞬間、自分の習慣を変えることができなくなります。
当然なのですが、自分を変えるためには、自分が変わろうとしなければできません。

 

あなたにできることは、自分自身を変えていくことです。自分の考え方や行動を変えることです。
他人を変えることはできません。
他人をコントロールすることはできず、やろうとしても何の結果も残りません。無駄な時間に終わります。

 

周囲が悪いのかもしれないが、自分が変わらなければ何も変わらない

 

少しでもいい結果を出すために、冷静になりましょう。
他人を変えることはできません。他人のせいにして、他人をいかに非難しても、自分のテストの点数は上がらないのです。

 

今は自分の成績を上げることだけ考えましょう。