変化するタイミング

変化はすぐに起きる

習慣の変化、というより心理療法による変化というのは、うまくいった場合、すぐに起きます。

 

たとえば「明日はゲームしないで勉強しよう」という目標を立てた場合で、それがうまく機能したときは、本当にその日にゲームせずに勉強できたりします。
1週間かけて少しずつゲームの時間が減るとか、そういうことはあまりありません(少しずつ時間を減らすという目標を立てればそうなりますが)

 

逆にうまくいかないときは、まったくうまくいきません。
どうしてもゲームがしたくなって、してしまいます。

 

誘惑を断ち切る方法や目標の立て方というのは、これ自体が技術なので練習が必要なのですが、そんなにめちゃくちゃ時間をかけて練習しないといけない、というほどのものではありません。
何度かやっているとそのうちできるようになる、くらいの難易度だと思ってください。

 

ちっともうまくいかない場合は、計画の立て方に無理があるとか(変化が大きすぎるなど)、できないという思い込みや情報不足、想像力がなさすぎる場合などです(人間は行動を起こすときにその行動をまず想像してから起こすため)

 

気合や根性というものは、あったほうがないよりはいいのですが、それだけが問題だと思わないでください。

 

また自分にぴったりの方法は、なかなか見つからないかもしれません。
見つかるまでいろいろ試しましょう。うまくいかなかったからといって、とにかく気合だけで無理やり乗り切ろうとすると、やはりリバウンドが起きたりして後で元に戻ってしまいがちです。

 

 

うまくいくと苦労しない

習慣の変化は、うまくいく場合はほとんどストレスなしにやることができます。
というより、勉強の習慣をつけるためには、ストレスができるだけかからないように少しずつ変化させたほうがいいので、うまくいってもほとんど苦労した感じがしないものです。

 

あまり苦労した感じがしないので、なにかの間違いかまぐれかと思ってしまいそうになりますが、そうではありません。
それこそが「うまくいく」ということなのです。

 

そしてそのやり方こそ自分にぴったり合った方法ですので、その時の計画の立て方や誘惑の断ち切り方などは絶対に忘れないようにしてください。
その能力はあなたの生涯にわたって役に立つということです。