技法は日常生活に溶け込んでいる

時間的リスクのあることはやらない

少し前のページでも説明しましたが、これらの技法は何か超常的に特殊なものではなく、私たちが日常で普通にやっていることの延長です。

 

勉強本の類を見てみると、普段ほとんど縁のないような特殊な方法が出てくることがよくあります。
たとえば深呼吸を何度もして集中力を高めるとか、瞑想をするとか、自分で自分に催眠をかけるとか、よくわからない方法が出てきます。

 

こういう方法はやらないようにしてください。
心理学的な手法というのは、絶対にうまくいく、というようなことは一つもないのです。

 

もし瞑想して自己催眠をかけて、効果がなかったら結構な時間を無駄にします。
仮にこれらが経験的あるいは科学的に実証されている方法だとしても、これらは練習しないことには身につかないので、練習時間も含めると相当の時間を無駄にする可能性が高いです。

 

そんなことをしている暇があったら、少しでも机に向かって勉強したほうがいいです。

 

習慣をつけるためには、どうしてもいくらか練習のようなことをしないといけません。
行動を変えるのも、目標を立てるのも、私たちが子供のころからなされている練習の積み重ねの結果といえるでしょう。

 

でも今から「特殊な訓練」をして「特殊な技法」を身に着けるための時間はありません。

 

「失敗したら多大な時間を無駄にする」という方法は使えないのです。
仮に失敗しても時間を無駄にしないような方法だけ使いましょう。

 

 

技法は日常生活に溶け込んでいる

勉強を怠けないための方法として、たとえば友達と一緒に勉強する、図書館で勉強する、電車の中で単語を覚えるなどの方法があります。
これらは別に時間を無駄にしたりしません。

 

もし図書館に行っても全然集中できなかったという場合、次の日から家で勉強してもいいのです。

 

何かすごく特殊で、魔法のように頭がよくなるようなことをするのではありません。
誰もが当然思いつくような勉強方法を、少し工夫してから、自分にも使ってみる、という感じです。
瞑想とか催眠とか、あまり突拍子もないことを突然やると、だいたい失敗します。

 

習慣を変化させるための方法は、なるべく心理的に違和感がない、抵抗のないもののほうがいいのです。

 

 

習慣は日常生活に溶け込ませる

たとえば毎日ジョギングをすることにしたとします。
このとき、毎日家に帰ってから30分時間を取り、家の周りを走る、というような目標を立てると、なかなか心理的にきつくてうまくいかないことがあります。

 

これをたとえば、毎日通学・通勤ために駅まで歩いている15分を走る時間にすると、割とうまくいきます。
改めて時間を作り出すのは難しいです。すでにやっていることの中に埋め込ませるようにすると成功しやすいです。

 

勉強なら、たとえば毎日通学・通勤電車の中でぼーっとしているなら、その時間を英語の構文を覚える時間にしたりします。

 

お知らせ

次回の「関西創作交流会(主に自分の作品を見せながら雑談する会)」は9月9日(土)寝屋川市で行います。参加費無料なのでぜひご参加ください。

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