7章のまとめ

7章のまとめ

人は信頼していない人のいうことは聞きません。
もしあなたがこのサイトの内容を信用していなかったり、管理人である私の人柄や能力への信頼がないと、ここに何を書いてもあなたは私の言う通りにはしないでしょう。
これは学校の先生や塾の講師、あるいは親が子供に勉強するように言い聞かせるときも同じです。

 

あなたがもし誰かと協力して勉強しようとするとき、あなたが信頼できる人でなければ断られやすく、協力関係は続きにくいでしょう。
またあなたが信頼に値する人間でも、相手が信用のおけない人なら、やはり協力関係は長続きしないでしょう。
誰かと協力して勉強しようと思ったら、お互いの信頼関係が必要です。

 

自分の周囲の人たちが「当然勉強すべき」という人たちばかりだと、自分も勉強しやすいです。
逆に周りの人たちが「勉強なんてしなくていい」という人たちばかりだと、勉強することに抵抗が生じやすいです。
特に家庭や学校、職場で怠惰な雰囲気が形成されていると、その流れに逆らって勉強しなければならないので、心の抵抗が大きくなります。怠けてしまいやすいのです。

 

自力で周囲の人間関係に働きかけることで、勉強しやすい雰囲気を作ることができます。
勉強を頑張っている人と仲良くなるとか、勉強を頑張っている人たちの中に参加したりするといいでしょう。
たとえば予備校の講習や合宿に参加するなどです。
資格試験なら、資格の予備校に行って勉強する「雰囲気」を味わうだけでも効果があります。

 

勉強のやる気のない人と仲良くなると、自分のやる気もなくなっていくことが多いです。

 

人間の基本的なものの考え方(価値観)は、他人に影響を及ぼします。
どんな人から影響を受けやすいかというと、

 

  • 好きな人・仲のいい人
  • 誠実・優しい人
  • 優秀な人・辛抱強い人・仕事のできる人・頭のいい人

 

などです。
このサイトの「習慣を変えるための段階」を参考にすれば

 

1→絶望させられない、無力を感じさせない人、強い人、仕事や勉強のできる人でないといけない
2→信用できる、途中で投げ出さない、嘘をつかない、いい加減な気持ちでない、頑張る人
3と4→自分で考え、問題を探れる人、解決への糸口を見つけられる人
5→自分が動ける人、他人のせいにしない人
6→習慣を変える方法について、専門的で技術的なアドバイスができる人

 

というような人です。およそ上の3つの条件と重なっています。

 

あなた自身が信頼できる人になることで、周囲の人たちのモチベーションも上がります。

 

周囲との人間関係がうまくいかないと、多大なストレスになります。
そのストレスのために成績に集中できなかったり、やる気が出なかったりすることがあります。
周囲との人間関係を良好に保つことで、あなた自身も心理的に安定し、勉強に集中できるようになるでしょう。
良好な人間関係とは、信頼関係があり、気兼ねなく何でも話すことができ、自分が孤立しておらず、敵が少ないような状況です。

 

心理カウンセラーの理想的な態度は、強さと厳しさ、そして優しさを兼ね備えた態度です。
それはちょうど会社で仕事がよくできる人と同じです。

 

あなたが自分の考え方や行動を変えるためには、あなた自身がカウンセラーとなり、自分自身をカウンセリングしなければなりません。
特に自分を甘やかすことなく、厳しい態度でいるように心がけてください。