人間関係の信頼がないということを聞いてくれない
習慣を変えるための段階の2段階目である
2.アドバイザーあるいは周囲の人々との関係が適切である
ですが、この段階は、まったく一人で頑張っている場合にはあまり関係ありません。
ただし私たちのものの考え方や行動の基準は、実は周囲の人たちの影響を強く受けており、周囲の人たちの影響を全く無視することはできません。
たとえばあなたの周りで、自分と同じように勉強している人が全くいないのと、みんな一緒に勉強しているのでは、自分のやる気に大きく影響してきます。
また誰かほかの人を巻き込んでいる場合には非常に重要になることです。その人との信頼関係に関することです。
たとえばあなたが誰かに「勉強しなさい」といわれたとします。
子供のころ、あるいは今でも言われているかもしれませんが、親に「遊んでいないで勉強しなさい!」と誰でもいわれたことがあるでしょう。
このとき親と自分が、仲が良ければいいほどよくいうことを聞くし、仲が悪ければ悪いほどいうことを聞きません。
そしてこれは親でなくても、誰でも同じです。仲が悪いとその人のいうことは聞かないし、仲がいいということを聞きます。
アドバイザーとの関係が良好であることの重要性
アドバイザーというのは、アドバイスする人のことです。
あなたに勉強するようにアドバイスする人はたくさんいます。
親だったり教師だったり、あるいはこのサイトもそうです。相手は何も人であるとは限りません。
もしあなたが彼らを信頼していなければ、あなたは彼らのいうことを聞かないでしょう。
このサイトでいえば、あなたがこのサイトの内容を信用していなければ、数ページ読んでみて「これはだめだな」と思い、ページを閉じるでしょう。
その場合、効果はないのです。
あなたがもし管理人である私と対面し、私があなたにアドバイスしても、あなたが私のこと(実力や人柄など)を信用していなければ、あなたは私のいうことを聞かないのでアドバイスも効果がないでしょう。
もしあなたが勉強をしない子供の親で、何とか子供に勉強させようとしているとき、子供があなたのことを信用していなければ、あなたのいうことは聞きません。
アドバイザーや協力者は、実力ややる気、人柄が信頼できる人でないといけません。
アドバイザーだけでなく、たとえばあなたが友人と一緒に勉強するとします。
その友人は性格がいいし、仲もいいけど、ちっとも勉強する気がない場合はどうでしょうか?
当然、勉強もできないでしょう。
世間一般的にいう「信用できる」というだけではだめなのです。
人間関係と習慣への影響
この章では、あなたを取り囲む人間関係についてみていきます。
もし協力者を得ようと思ったら、誰に頼めばいいのか?
そして自分はどのような態度で頼むべきなのか?
またもしあなたが誰かに勉強をさせようとしている場合、彼とどのような態度で接したらいいのか、などを説明していきます。
受験や試験勉強はまったく一人でやるので、他人は関係ないと思うかもしれませんが、実はあなたが周囲の人たちから受けている影響は絶大です。
あなたが周囲の人たちから非常に悪い影響を受けていると、勉強しようと思ってもできない状態にあるかもしれません。
その場合は周囲との人間関係の改善が必要なこともあります。
またあなたの周囲の人たちがとても勉強熱心なら、彼らと協力することで絶大な「勉強する力」を得られるかもしれません。
一人で悶々とできる、できないを繰り返しているより、周りの人にちょっと頼んでみるとあっという間に勉強できるようになるかもしれないのです。