心理療法家は信頼できる人でないとできない

心理療法家は信頼できる人でないとできない

心理療法を施すときは、治療者が相談者から十分信頼されていなければなりません。
そうでないと、どんなに適切なアドバイスができたとしても、いうことを聞いてくれないからです。
治療者が嘘つきだったり不真面目だったりすると、相談者は当然、疑っていうことを聞かなくなります。

 

また治療者は「弱そう」でもいけません。
会社の人間関係と同じく、どんなにいい人そうでも治療するための専門的な知識がないとか、能力がなさそうだとかでは、まず信頼できません。

 

そしてこのような特徴は、見せ掛けでだますことはできません。
人はそういうのに敏感なもので、うわべだけの知識でごまかそうとしたり、嘘をついてだまそうとしても、必ず見破られるものです。

 

したがって心理療法の治療者というのは、常に信頼できる人間であるよう、また十分な能力を持って治療に取り掛かれるよう、普段から自分を磨き続けなければならない仕事といえるでしょう。

 

それは大変なことに聞こえるかもしれませんが、実はほかの仕事でも似たようなものです。
営業マンでも教師でも技術者でも、あらゆる仕事は人との会話、意思伝達、協力関係が必要になります。
そのとき相手に信頼されないようでは、仕事が成り立ちません。誰でも同じことです。

 

あなた自身が信頼できる人になることで、周囲の人たちのモチベーションも上がります。周囲との人間関係も良好になり、互いに協力し合って生きていくことができるようになります。

 

もしあなたが誰かの協力を得て勉強し、成績を上げたいと思うなら、相手もまたあなたの信頼できる人でなければなりません。
信頼できない人、この場合は不真面目な人や嘘つきな人はもちろん、勉強のやる気のない人や決めたことをすぐに放り投げるような人でもだめだということです。
人柄がいいというだけではだめです。成績は悪くてもいいので、やる気のある、我慢強い人を選ぶべきです。
そしてもちろん、あなたも相手の期待にこたえられるよう、勉強に対してやる気があり、辛抱強い人になる必要があります。

 

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7章のまとめ
勉強するのに他人は関係なさそうな気がしますが、自分のものの考え方や行動も周囲の人たちとの影響を強く受けています。人間関係についてみていきましょう。
信頼関係がないと協力してもうまくいかない
誰かと協力して勉強しようというとき、あなたがその人に信頼されており、あなたもその人を信頼していなければあまり効果が出ません。
人間関係は私たちの価値観に絶大な影響を及ぼす
私たちの価値観(物事の良しあしを判断する基準)は周囲の人々から強い影響を受けており、自分から人々に働きかけることである程度自分の価値観をコントロールできます。
家庭内では性格は補い合うが価値観は同じ
家庭環境は人の価値観を形成するもっとも重要な環境要因です。子供は親を選べませんが、親の影響が強く子供に作用することは覚えておいて損はないでしょう。
周囲の人間が変わると自分も変化する
家族や友人関係では、メンバーの変更(追加されたりいなくなったり)があるとほかのメンバーも全体の均衡を取るために性格が変わったりします。
家庭環境の影響とその有利不利について
自分の周囲で勉強熱心な人がいない場合、もっと勉強熱心な人たちの輪に入ることでその「やる気」をもらうことができます。自分で有利な環境を選んでいきましょう。
人間は信頼している人からより強く影響を受ける
人は信頼している人から最も影響を受けます。信頼は誠実さや優しさだけでなく、強さや優秀さも必要です。
人間関係のストレスはいろいろな問題を生み出す
普段からあまりストレスの強い生活をしていると勉強に集中できないことがあります。自分のストレスがどこにあるか探ってみましょう。
健全な人間関係を持っている人は心理的な病気にかからない
普段から良好な人間関係に恵まれている人は心理的な病気にかからず、ストレスが低いです。勉強に集中できる環境を作るため、周囲との人間関係を大切にしましょう。
伝統的な心理療法のやり方
伝統的な心理療法は相談者の話を聴くことを最重要視していますが、勉強や中毒の治療ではそれだけでなく、行動を促すためのアドバイスが必要です。
心理カウンセラーとしてふさわしい態度
心理カウンセラーの理想の態度は、普通の仕事のできる人と同じです。優しさだけでなく、強さと厳しさも必要です。

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