8章のまとめ
あなたは勉強についての悩みがあってこのサイトを読んでいます。問題を解決するためには、その問題について、よくよく調べる必要があります。
勉強がつまらなすぎて集中力が続かないのか、勉強すべき時間に遊んでしまうのか、勉強が難しすぎてやる気が出ないのか、問題の種類によってやるべき対応は異なります。
勉強と関係なさそうでも、何か悩みがある場合、それが問題で勉強のやる気に影響が出ているかもしれません。
だから何か悩みがあるときは、何でもそれを取り上げて考えてみてください。それは間接的に勉強と関係あるかもしれません。
問題について改めてしっかり考えないと、どう解決すればいいのかわからないことが多いです。
そして問題を取り上げて説明するだけで、目標を思いついて解決することがあります。ちゃんと説明しないと案外問題の解決が分からないことが多いです。
問題について詳しく説明することで、解決の糸口がつかめることがよくあります。
勉強すべきなのに、ゲームに夢中になってしまってやめられない、という例を挙げて、問題の分析のしかたを見てみましょう(ゲーム以外でも、たとえば漫画や友達とのおしゃべりに夢中になってしまうとかでも同じことです)
5W1H
いつどこで問題行動が起こるのか、なぜそれが起きてしまうのか。
「いつ」「どこで」を詳しくすることで、その時間、その場所でだけ問題行動を起こさないように気をつければいいことが分かります。家にいる間いつも気を付け続けるのは大変です。
その時間、その場所でだけ問題行動をやらないように集中すればいいのです。
具体的にする
たとえば問題行動が「ゲームや漫画がやめられない」という場合、どのゲームがやめられないのか、ほかのゲームでも同じようになるのかなど、はっきりさせましょう。
そのゲームだけ中毒になってしまうなら、そのゲームソフトを捨てればいいだけです。しかしどのゲームでも中毒になってしまうなら、ゲーム機そのものを捨てなければなりません。
未来
もしこのまま続ければどうなるか?もしこれをやめれば?と質問してみましょう。
ゲームがやめられないなら、それを続けたらどうなるか、やめればどうなるか、質問してみます。
具体的に答えが出るまで、答えを探し続けます。それによって問題の深刻さがよく理解でき、解決する動機が得られます。
過去
その問題の解決は、以前はできたことはあるか?と質問してみましょう。
もし過去にゲーム中毒が治ったことがあるなら、その時のやり方をもう一度再現してみましょう。
私たちの習慣は、呼吸のように普段は無意識的に行われています。
こういった行動を意識的にコントロールするためには、意識的に認識することである程度コントロールできるようになります。
もしゲームがやめられないというなら、毎日ゲームをしようとする直前に意識を向け、集中しなければなりません。
そのとき(ゲームをする直前)どんな感じがするか、何がきっかけでその行動を起こすのか、それはたいてい何時ごろに起こるか、どこで起こるのか・・・明らかにしていきましょう。
それをはっきりさせればさせるほど、その瞬間に意識を集中できるようになります。
普段なんとなくやってしまう問題行動は、その解決方法をほとんど意識していません。
問題をはっきりさせたら、解決方法を具体的に出しましょう。
「ゲームやめないとなー」という程度ではいけません。たとえば「ゲームをしばらくどこか見えないところに隠す」とか「このゲームは勉強のこれとこれが終わるまではやらない」とか、具体的に自分の行動を設定します。