5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって)

5W1H

5W1Hとは、英語の疑問詞のことです。Whwn,Where,Who,What,Why,Howのことです。
つまり問題に対して「いつ、どこで、誰が?」「何を、なぜ、どうやって?」と尋ねることです。

 

たとえば問題が「私は家で勉強しないんです」と言っている場合、「どのように勉強しないのか?」と尋ねてみます。
すると「勉強すべき時間にゲームをしてしまう」という答えが出てきたとしましょう。

 

またそれは、「いつ、どこで」起こるものでしょうか?
たとえば「午後9時くらい、自室で」などと答えが返ってくるかもしれません。

 

問題を詳しくすることで、我慢すべき時間が明らかになります。
この場合、午後9時くらいに自室でゲームをしてしまうのですから、ほかの時間、ほかの場所では「ゲームをしないでおこう」とは思わなくていいわけです。
家に帰ってから寝るまで常に「ゲームしないぞ!」と念じ続けながら生活するのはしんどいです。心が持ちません。
こうして詳しくすることで、その瞬間、その場所でだけ我慢すればいいので、心的な負担が少なくて済みます。

 

さらに質問を続けましょう。
「誰が?」「何を?」というのは、「自分自身がゲームをしてしまう」です。この質問は今は必要ないでしょう。

 

そして「なぜ?」という質問です。これは少し難しいかもしれません。
ついゲームをしてしまう理由は、単に退屈だから、面白いことがしたいからという理由かもしれません。

 

しかしたとえば、休日はあまりゲームしないのに平日はしてしまうという場合、学校でのストレス発散のためにしているのかもしれません。
また学校でストレスをためていないことに本人自身も気づいていない場合もあります。
「なんとなく学校から帰るとやりたくなる」という感じかもしれません。

 

それはそれでいいのです。無理に理由を作る必要はありません。ほかの質問をしているうちに、原因が明らかになることもあります。

 

さてここまで質問したことで「午後9時に自室でゲームをして遊んでしまう。しかもその原因は学校でストレスがたまっているから」ということがわかったとしましょう。
この場合、まずは午後9時に自室でにいるときに意識を集中し、ゲームをしないように我慢します。
さらに学校のストレスが原因なので、そのストレス解消手段を別に用意しておくといいでしょう。たとえば友人や親、兄弟にその悩みをしゃべるとすっきりするかもしれません。
この場合、勉強する前にちょっと友人や親や兄弟とおしゃべりの時間を作るなどし、勉強前にストレスを発散するといいでしょう。

 

このようにして、ストレスを最小限に抑えつつ、問題行動が起こるときに意識を集中させ、我慢できるように自分を持っていきます。

 

さらにほかの質問を見ていきましょう。次のページへ行きます。