理想的な計画の立て方

理想的な計画の立て方

目標とか計画とか説明する前に、まずは理想的な計画の立て方を説明しておきます。
ただ、これはあくまで理想的なやり方であって、今まで勉強計画を立てたことがない、という人には難しいかもしれません。
計画を立てたことがない人は、まずは一番簡単な計画の立て方を試し、できるようになったら長期計画あるいはこの理想的な計画の立て方を実践するようにしてみてください。

 

 

理想的な計画の立て方・手順

理想的な計画の立て方ですが、まずは最終的な結果(受験に受かる、資格試験に受かるなど)を出すために、どのテキストや問題集をどれだけやらなければならないか、という情報を集めます。
このとき、やるべきことを「数字」で出します。そしてそれがどれくらいの時間がかかるかというのも、やはり「数字」で出します。

 

次にそこから逆算し、1日に具体的にどれだけやらなければならないか、を出します。このとき予定通りにならない可能性を見て、少し時間的に余裕を取っておきます。
それが1日の勉強時間内で終わるかどうかを検証します。終わらないようなら、終わるように勉強時間を増やすか、あるいはどうしても不可能なら目標を落とします。

 

そして毎日決めたノルマをこなしていきます。計画よりもずれて遅れて来たら、その都度計画を修正します。

 

やることはこれだけです。
言葉でいえばこれだけですが、本当に実行するのは簡単ではありません。

 

 

このサイトの例

計画の立て方の例として、このサイトの運営のしかたを例に挙げてみましょう。
この記事を執筆している時点で、サイトの記事数は約150ページですが、まだまだやることがあります。

 

やるべきこととそれにかかる時間を挙げてみますと

 

  • サイトを作る(全部で400ページ程度になる予定、現在150ページなので残り250ページ、あと3か月程度かかる予定)
  • メールマガジンを発行する(具体的な行動マニュアル、100ページ程度を予定、2か月程度かかる予定)
  • youtubeで動画講座を作成(200個程度、3か月程度を予定)
  • 無料でメールや電話相談の受付(システムの作成自体は数日で作れる)
  • 店舗経営

 

という手順です。

 

全部足すとおよそ8か月少しかかる予定ですが、ビジネスの立ち上げというのは試験とは異なるので、うまくいかないときの修正なども含めると、もう少し時間がかかりそうです。
その軌道修正のために4か月ほどとっておき、約1年で店舗経営までたどり着くか、という予定です。

 

 

まずは短期目標を立てて試す

この計画のしかたには、やるべきことの数字(何ページつくるとか)が書かれていて、それにかかる時間まで設定してありますが、これは私が自分の文章を書くスピードを知っているからできることです。
もし自分の文章を書く速度が分かっていなければ、予定とまったく違うスピードかもしれません。予定したよりもはるかに遅れるかもしれません。

 

なのでまず、長期計画を立てるときには、自分の勉強スピードを知ることが必要になります。
一日にテキストを何ページ読めるかとか、問題を何問やれるかとかを知っていなければなりません。
しかもそれらは、実際にやってみないことにはわからないことです。頭の中で予想するスピードとは違っていたら、予定通りにいきません。

 

そして自分がどれくらいのスピードか試すためには、まず勉強してみなければわかりません。勉強する習慣がついていなければ、それを計ることすらできないわけです。
そこでまずは目先の目標を設定し、それを何日かこなしてみる、それで自分の速度がわかり、ある程度勉強を続けられるという確信が持ててから、長期計画を立てることをおすすめしています。

 

もちろん目先の目標だけではやる気が出ないから、最初から長期目標を立てようという方はそれでもかまいません。

 

目標を作り、計画を立てること自体が一つの能力です。
そしてそれも、個人それぞれに合った一番いい計画の立て方があります。

 

私は上で示したような、およその数字を期間を決めてやる方法でうまくいきますが、あなたはもう少し別の方法がうまくいくかもしれません。
しかしもし、どの計画の立て方が一番うまくいくかわからないなら、とりあえずは私の提案する方法でやってみてください。
それでうまくいかなければ、自分に合うように改良してみましょう。