自由時間がそもそも少ない場合

確保できる勉強時間があまりに少ない場合

これは社会人の方に多いのですが、勉強しようにも、やる気以前にまず自由になる時間が非常に少ないという場合です。
男性の営業社員ですと、毎日夜遅くまでお客様訪問をしたり、資料作りで残業時間が長く、仕事のノルマがきつくて休日にもほとんど出勤している、というような場合があります。
平日はほとんど帰って寝るだけ、朝起きたらすぐ出社してまた帰ったら・・・の繰り返し、休日もなかなか勉強時間が取れないような場合があります。

 

女性の方でも、家に帰ると家事でずっと手が空いておらず、勉強時間を取ることが難しいことがあります。
また試験勉強をするのは何も独身者だけではなく、既婚者の方もおられます。家事育児をすべて一人でこなしたりしていると、とても自分で勉強する時間が取れなかったりします。

 

試験勉強をするにはどうしてもある程度の時間を確保する必要があるので、まずはなんとかしてこの時間を確保しなければなりません。

 

 

本当に時間がないことに気づいていない

毎日なんとなく勉強していると、自分がどれだけの時間を勉強に使っているかわかっていないことがあります。
冷静に自分の使える時間、実際に勉強した時間ではなく、理屈上自由となりうる時間がどれくらいあるのか、一度出してみましょう。

 

仮に現在、毎日30分しか勉強をしていなかったとします。
これでは少ないからもっと勉強しなければと思うのですが、なかなか勉強時間が増やせません。
それでさらによくよく調べてみると、自分の自由になる時間が1日に40分しかない、というような場合です。

 

たとえば毎日自由時間が3時間あるうち、勉強に費やした時間がたった30分だけだったとしたら、それは自分が悪いです。
しかし毎日の自由時間が40分しかないのに、勉強時間が30分しか取れないとしたら、それはもう単なる自分の意志の強さとかやる気のなさとか、そういう問題ではありません。

 

実際、家事やら育児やら、ほかの人のために費やしている時間がかなり多くて勉強時間が取れないというのは、社会人ではよくあることです。
仕事の忙しさのムラが激しかったりすると、合計すると意外にも家にいる時間が少なかったりします。

 

特に社会人の場合はこういうことがよく起こるので、まず勉強時間を数える前に、本当に自由時間がある程度確保できているかどうか確認してみてください。

 

毎日の自由時間が少ないものの、何とかして勉強するための自由時間を増やす方法がないか、いろいろな人のアドバイスなど聞きながら提案してみます。