無力感や絶望感が残っている場合他人のせいにしがちである

本当に問題があるのは自分か他人か

心理的な変化の最初の段階である「無力・絶望・無価値」の問題で、この段階で問題を抱えている場合、私たちは問題が解決しない原因を他人のせいにする傾向があります。
わかりやすい例を挙げてみると、「私の成績が上がらないのは学校の授業の質が低いからだ」としましょう。
実際のところ、授業の質が低くても、自分で頑張って勉強すればある程度の成績まで上がるはずです。
自分でやればできるのに、他人のせいにしているいい例です。
こういう場合、自分のその考え方を変えなければなりません。他人ではなく、自分が何かをしなければ勉強する習慣が身につかないのです。

 

しかしそうではなく、本当に明らかに他人が悪そうな場合もあります。
たとえば家で勉強しようにも、自分が家事をやらないといけない、さらに部屋が狭すぎて勉強する場所がリビングしかないにもかかわらず、家族はテレビを大音量でかけている、という場合などです。

 

確かに私たちは、できないことがあるとすぐに他人のせいにしがちですが、よく見てみると本当に他人に問題があって解決しないこともあります。

 

他人が原因で問題が解決しない場合には2種類あり、

 

1.冷静に考えても、確かに他人に問題があってうまくいっていない場合

 

 

2.明らかに自分に問題があるのに他人のせいにして責任逃れをしている場合

 

3.1と2の両方混じっている場合

 

があります。
この場合、2は自分が頑張れば解決しそうですが、1の場合は自分が頑張っても難しそうです。
3のように二つとも合わさっている場合もあります。つまり他人も悪いし自分も悪いというような場合です。

 

たとえば「お母さんがテレビを見ているからつい自分も一緒に見てしまう」という場合です。
お母さんも子供が勉強に集中できるように協力すればいいのですが、ついついテレビを見てしまう、それで自分もつい見てしまう、というような状況です。

 

でもその気になれば、別にお母さんにテレビを見ないようにしてもらわなくても、自分がつられて一緒に見ないようにすればいいだけです。
どうしてもつられて見てしまうなら、図書館など外で勉強すればいいでしょう。

 

ほかにも、たとえば仲のいい友達が、夜中までひっきりなしにラインでメッセージを送ってきて、勉強に全く集中できない、などです。
こういう場合は「自分の気持ち次第」というわけにはいきませんので、その友達との話し合いが必要です。
話し合ってもどうにもならない相手なら、絶交するという手もあります(普通に考えて、こういう状況で話し合って取り合わない相手なら、友達をやめるのが賢明な判断です。悪意を持ってあなたに近寄っているなら、あなたはいずれ大きな損害を受けるかもしれません)

 

どちらにしろ、勉強時間を確保するためには自分が動くしかありません。
本当に他人に問題があるような場合でも

 

自分が動いて少しでも状況をよくするにはどうしたらいいか

 

を考えましょう。

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10章のまとめ
習慣を変えるためには自分自身が行動を起こす必要があります。他人に何かしてほしいと願ってもたいていかないません。自分に何ができるかをまず考えましょう。
自分がコントロールできる範囲を知る
自分の習慣を変えるためにはいろいろなことをコントロールする必要がありますが、他人は基本的にコントロール不可能です。他人に何かを願ってもかなわないことがほとんどです。
自分が当事者であるという認識があること
自分の習慣を変えるためには自分が行動しなければなりません。他人が何とかしてくれたら、と思っていても何も変わりません。
自分の「当事者意識の程度」を確認する
ここでは当事者意識を3段階に分け、段階に応じておよそどう対処していくかを見ていきます。

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