大学の創作サークルが最初から存在しない理由

創作サークルは最初からないことが多い

中学や高校はもちろんのこと、大学でさえ「創作サークル」というのはあまり見かけません。なぜでしょうか?
理由は私もよくわかっていませんが、いくつか思い当たることがあるので書いていきます。

 

 

創作は難易度が高い

もともと創作というのは難易度が高いものです。
たとえば楽器の演奏は、教えればほぼ誰にでもできるようになるもので、しかも一定の上手さにまで達することができます。
「いくら教えてもちっともうまくならない」というようなことはあまりありません。

 

ところが創作、たとえば作曲のような作業は、作ること自体の難易度が高く(音楽理論など)、教えづらいです。
中学や高校生あたりに音楽理論を教えてもなかなかに難しいことはいうまでもなく、ましてや小学生ではよほど才能に恵まれた子でない限り、全く理解できないでしょう。

 

さらに難易度が高いため、教えることのできる人も限られてきます。少なくとも演奏に比べると敷居が高いです。

 

 

やろうとする人が少ない

創作というのは実は、その難易度的な理由もありますが、やろうとする人は少ないです。
たとえば「音楽をやりたい」という人に、具体的に何をやりたいかを聞いてみますと、最も多いのが「歌いたい」で、次に「楽器の演奏がしたい」と出ます。「作曲したい」人はこれらに比べるとかなり少ないです。

 

小説や漫画にしても、「趣味で小説や漫画を読むのが好き」「好きな小説や漫画について語り合いたい」という人は大勢いますが、「小説を書きたい」「漫画を描きたい」という人はこれらに比べるとずっと少ないです。
よくて「好きな小説や漫画の二次創作の作品を作りたい」というもので、完全オリジナルの作品を作ろうとする人は非常に少ない割合になります。
ゼロから何かを作り出すというのは難しいことです。多くの人はゼロからモノを作り出すという経験をほとんどしたことがないので、やろうと思うことさえありません。

 

 

出来を評価しづらい

創作というのは自由な発表の場である以上、様々なものを容認していかなければなりません。場合によっては「これが作品なのか?」と思われるような、よくわからないものが出来上がることもあります。

 

作品を作っても、それがよくできているかどうか評価するのが非常に難しい、という点があります。
芸術というのは定義が広く、たとえば音楽で、でたらめに音符を並べているように見えて実は「これが芸術なのだ」と思われるような作品はたくさんあります。

 

極端なところ「作品が上手に出来上がっているかどうか誰にもわからない」というような状態になりがちで、こういう組織を作ると管理している側は扱いにくいという点があります。
学生会や生徒会から見ると「何か物を作っているサークルなのに、まともなものを作っているかどうかさっぱりわからない」ということにもなりかねません。

 

 

中学や高校までは創作サークルがほとんどない

上記のような理由があるため、中学や高校ではこういった部活動や同好会を設置しているところは非常に少ないようです。少なくとも私が見てきた例で、このような部活動の設置している中学校や高校は見たことがありませんでした。

 

でも中学生や高校生でも、創作をしてみたいという人は少なくありません。そういう人たちは、情報集めや仲間探しに苦労することが多いです。