大学の創作系のサークルはどのようにしてできたのか?

大学の創作系のサークル

高校までではあまりありませんが、大学では創作系の部活やサークルがあることがあります。
創作系のサークルでは、詩を書くサークルや作曲をするサークル、アクセサリや小物を作るサークルなどがあります。

 

これらのサークルは活動規模があまり大きくなく、どちらかというと少人数でこじんまりとしていることが多いです。

 

 

なぜサークルを作るのか?

仮に大学に創作系のサークルがあったとしても、最初から大学に公然と設置してあった場合というのはほとんどなくて、最近誰かが立ち上げて何とかサークルを維持している、というような状態のところが少なくありません。

 

大学ではサークル団体を作ることができるのですが、学生会に公認されるようなしっかりしたサークルを作るのには理由が必要になります。それは既存の部活動やサークルではできないことをしたいから、ということになります。

 

大学でサークルを立ち上げるにあたっては、まず申請書のようなものが必要です。そこには通常、「なぜサークルを立ち上げる必要があるのか」という理由を書く欄があります。
学生会としては基本、あまりたくさんのサークルが立ち上がってしまうのは都合の悪いことです。管理が面倒になりますし、学生側からしても「似たような団体がたくさんあるけどどれに入ればいいのだろう?」と迷うことになります。

 

したがって立ち上げの申請の時、「このサークルは既存のサークルではできなかったことをやります」というような理由が必要です。
もし既存のサークルでできるようなことであれば、学生会からハネられます。たとえば「このサークルでは自作の小説を書いて発表します」となれば、学生会から「それなら文芸部に入ればいいじゃないですか。新しいサークルを作る必要はありませんね」といわれます。

 

でも仮にその文芸部では小説を書くことばかりしていて、詩を発表することができないとしましょう。この場合、詩作サークルを立ち上げて「このサークルでは詩を書いて発表します。これは文芸部ではできなかったことです」という理由があれば、学生会も認めざるを得なくなります。

 

このように、既存の部活動やサークルではできなかったことをやるために、新しいサークルが立ち上げられるようになるわけです。
そして創作系のサークルというのはもともと存在しないことが多いため、創作をしたい有志がたまたま集まったとき「じゃあサークルを立ち上げよう!」ということになりやすいわけです。

 

 

既存のサークルから派生するパターンが多い

創作サークルを一から立ち上げるとき、一人ではサークルを立ち上げることができません。
通常、必要最低人数というものが定められており、その人数以上でないとサークルの立ち上げが認められないことが多いです。
(完全非公認団体として立ち上げれば何人で何をしようと自由ですが、活動の幅が限られてきます)

 

ところが一般に、創作をする人というのはそうそう見かけるものではありません。
その辺の人をつかまえて「あなたは創作活動をしていますか?」と聞いてみたら、やっていると答える人は数十人に一人くらいでしょう。

 

大学のクラスなどで、適当に集まった友達集団にたまたま創作する人が多かった、というようなことはほとんどありません。
なのである程度の同志の人数が集まるところとなると、どうしても「どこかの部活やサークル」ということになります。
そしてその部活やサークルというのは、創作のそれに近い内容の部活、ということになります。

 

たとえばある文芸部では小説の発表しか認められておらず、詩の発表が認められていないようなとき、文芸部から派生して詩作サークルが立ち上がったりします。
また吹奏楽部や軽音楽部から、作曲中心の作曲サークルが出来上がることがあります。

 

そのような場合の多くは、これら既存の部活動の不自由さに不満を持つメンバーたちが、そこから分裂するような形でサークルが出来上がるというパターンです。

 

 

既存の部活動やサークルがダメージを負うパターン・負わないパターン

既存のサークルから派生するということは、元のサークルから人が出て行った可能性があり、その場合はそのサークルは人数的なダメージを受けることがあります。

 

たとえば小説の発表しか認めない文芸部があり、その部員が20人いたとします。そこから10人出て行って詩作サークルが派生して出来上がった場合、元の文芸部から10人の部員が出て行ったので、文芸部からすると大きな痛手です。

 

このような場合、元の文芸部と新しい詩作サークルでは組織的に仲が悪く、後でもめ事も起きやすいです(たとえば新入生がどちらに入ろうか迷っている場合、取り合いになってしまいます)

 

このように元の部活やサークルがダメージを負うパターンもあるのですが、そうでないこともあります。

 

それはメンバーが元の部活動と新しいサークルと兼任している場合です。先のパターンで、文芸部から派生して詩作サークルが立ち上がったけれども、詩作サークル全員が文芸部と兼部(両方の組織に属していること)しており、文芸部の人数が減ったわけではない、という場合です。
この場合は元の部活とも仲が良好で、仲たがいやトラブルも起きにくいです。

 

また必ずしも兼部していなくても、サークル立ち上げの時に分裂前の部とよく話し合った上で分かれたような場合は、トラブルが起きにくいです。
通常の人間関係と同じで、よく話し合うことが重要です。