Photoshop(フォトショップ)の使い方のメモ

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フォトショップ(PhotoShop)

 

bitについて:
通常は0〜255の8bitだが、ぼかしツールなど使うときは浮動小数点の処理がなされるようで、32bitのほうがきれいにぼかせる。
しかし32bitから8bitに戻すとき、色のぼかし具合がかなり変化してしまうため、最初32bitでやって後で8bitに戻すやり方は難しい。無難に行くなら最初から8bitでやるべき。

 

ショートカット:
上のパネルで、数値はドラッグで変えられる。例えば自由変形でHやVなどドラッグできる。Shift押しながらで大きく変化する。
alt押しながらパネルをクリックで隠れたパネルを順に選択。
alt押しながら右クリックドラッグでブラシサイズ変更。
スペース押しながらドラッグで手のひらツール。

 

イラストレーターの代用として:
イラストレーターは精密な陰影が描けない。さらにフォトショップで十分大きな画像でAEに読み込めば、拡大縮小のエッジの粗さもほとんど気にならない程度になるため、イラストレーターを使う必要はないと思う。
ただしフォトショップのシェイプなどもAEではラスター画像として認識される。

 

カラーピッカー:
Wehセーフカラー:Webで可能な216色以内で表示される。この色域外の色はボックスのようなもので警告される。ボックスをクリックすると一番近いセーフカラーになる。
!マークがついているものはCMYKで表示できない、つまり印刷できない色。その下のボックス(!でも可)をクリックすれば表示可能な一番近い色に変えてくれる。
カラーライブラリ:印刷機のインクによって代える。
CMYKの色域外:カラーピッカーでCMYKのときに色域外の色を選択できるが、実際ブラシしてみると暗い色になっていたりする。本来の色にするためには三角の危険マークをクリックするとその色になる。

 

「ピッカー」から色を選ぶこともできる。主に印刷用。例えば日本の印刷でよく使われるのはDIC(大日本インキ)やTOYOカラー(東洋インキ)らしい。

 

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ファイル

 

新規作成:
背景色は透明にできる。
ビット数:8bitはいつもの。16bitはグラデーションがさらに滑らかになっている(小数点まで計算されているようだ)32bitは255以上まで計算できる。一度レベル補正などやって、クリップが生じてからさらに元に戻しても完全に元にもどる。
PNG,TIFF,JPEGは16bitで保存できるようだ。TIFFだと32bitでも保存できる。

 

///Webおよびデバイス用に保存
GIF,PNG,JPEGに関しては、通常の保存よりこちらのほうが細かく指定できる。
PNG-8はGIFと似たようなもので、256色。いつもの劣化のないPNGはPNG-24のこと。
左下のパネルオプションで、どんな回線環境でどれくらいのダウンロード時間がかかるか目安が出る。

 

GIF,PNG-8:
減色アルゴリズムについて。
知覚的:目の感受性を考慮し、見た目が自然になるように減色。
特定:Webセーフカラーや広範囲の色を保持することに重点を置く。
割付:画像で最も多く使用されている色を元に指定した色数で表現。
制限:Webの216色。
MacOS:Macの256色。
Windows:Windowsの256色。

 

ディザ:
「なし」がもっとも劣化がないが容量が大きい。
誤差拡散法、パターン、ノイズなどそれぞれの方法で減色する。たぶん誤差拡散法がこの中では一番きれい。

 

Webスナップ:これが大きいほどWebセーフカラーが多くなる。
インターレース:これをやると、ネットのブラウザで表示するとき、粗い画像から徐々にきれいになっていく。ストレスが減る。

 

JPEG:
ぼかし:減色の過程でギザギザができたりする。ぼかしてそれをごまかす。
マット:透明部分がある場合、透明部分をその色で潰す。
プログレッシブ:GIFのインターレースと同じ。最初粗い画像で表示し、次第に精細な画像にしてストレスを減らす。

 

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インターレース
PNG、GIFのインターレース:ウェブに表示するとき、インターレースだと徐々に表示する。しかしファイルは大きいため、ノンインターレースより最終表示されるまでの時間は長い。

 

////ファイル形式について
圧縮形式:RLE、LZW、ZIPは可逆、JPEGは不可逆。
GIF:インデックスカラーでウェブに載せるのが目的だったため、256色。
JPEG:最高画質は圧縮前とほとんど区別がつかない。Webで写真を載せるのが目的だった。
Pixar:ハイエンド3DCGで使われる目的だった。
PNG:GIFの代わり。しかしウェブでは表示できないこともある。
Radiance:ハイダイナミックレンジ専用。
Targa:32ビット(RGBとアルファ)まで可能。
TIFF:ほとんどの画像アプリケーションで使用できる。最大4GBだが、ほとんどは2GBまでしかサポートしていないらしい。レイヤー情報も保存できる。1カラーにつき32ビット可能(ハイダイナミックレンジ可能)

 

///自動処理
バッチ処理:アクションを複数のファイル(一つのフォルダにまとめる)に適用するもの。
Photomerge:複数の写真からパノラマを作る。
HDR Pro:露光の異なる複数の写真からハイダイナミックレンジ画像を作成。

 

///プリント
プリントメニュー:
カラー処理:ほとんどのインクジェットプリンタなら「プリンタによるカラー管理」で、マッチングは「知覚的」でいい。

 

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編集

 

フェード:
フィルター、ペイント、消しゴムなど使った後にこれをやると、その効果の不透明度を後から指定できるというもの。
スマートフィルターでは使えないため、これの使いどころは不明。

 

塗りつぶし:
コンテンツに応じる:周辺のピクセルに応じて、溶け込むように自動で塗りつぶす。

 

境界線を描く:選択範囲があれば境界線を描く。

 

コンテンツに応じて拡大・縮小:
特殊な変形。
保護:ここにアルファチャンネルを指定すると、そのアルファチャンネルの白い部分は変形されない。グラデーションを使えば、徐々に変形度を大きくしたり小さくしたりできる。
量:変形の強さ。0なら普通の拡大縮小と同じ。100なら完全にこの特殊変形が適用される。
スキントーンを保護:肌色が変形しなくなる。

 

変形:
ワープ:メッシュワープなのだが、あまり融通が利かない。

 

パペットワープ:
alt押しながら選択したピンの回りにおくとピンを回転できる。また回転は自動か固定か選べる。
レイヤーの自動整列:
複数の画像を選び、いくつかの種類に自動で整列する。その複数の画像には共通部分がいくらかなければならない。

 

カラー設定:
sRGBIEC61966-2.1は一般的なモニタ。AdobeRGBは非常に広い色域。ProPhotoはインクジェットプリンタなど。
カスタムCMYK:インキの特性にあわせて設定する。業者の人でないとわからない設定。
カラーマネジメントポリシー:読み込んだファイルにカラーマネジメントが含まれているとき、どうするか。

 

詳細オプション:
マッチング方法:画面と印刷時の色の変換について。知覚的は元のピクセルで相対的なカラー値を維持。彩度は色域外でも彩度を保って色域内にする。相対的はカラー変更なし。絶対的はCMYK変換時に白色点を一致させない。
黒点の補正を使用:画面の最も黒い部分を変換先の最も黒い部分に相当させる。

 

環境設定:
ヒストリー&キャッシュ:
画像の処理状況に応じて、不便を感じたら初期設定から変更する。
キャッシュレベル:スクリーン再描画の早さに関係する。ドキュメントが小さく、レイヤー数が多い場合には小さく、ドキュメントが大きく、レイヤー数が少ない場合は高くする。
キャッシュタイルサイズ:大きいと大きな画像の処理が早くなる。小さいと処理そのものが早くなる。

 

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イメージ

 

色調補正などは、初めRGBでやってから、すべて作業が終えてからCMYKなど別のインク設定に変換する。
以下の補正は、16bitで行うと色情報が破棄されずにすむ。

 

///色調補正
レベル補正:
クリップがなければとりあえずやったほうがいい。
プリンタはたいてい0や255のような極端な明るさは表現できないので、印刷用ではこれを狭めておくといい(下のグラデーションを調整、ただし完全な白は表現できるので注意)

 

露光量:32bit専用。ハイダイナミックレンジに。

 

色の置き換え:スポイトで特定の式域を選択し、別の色に置き換える。色相、彩度、明度で指定のほか、直接色を選択することもできる。

 

特定式域の選択:レッドやイエローなど、特定の色に対し、CMYKで色を変化させる。

 

チャンネルミキサー:
出力先チャンネルのチャンネルをいじる。例えばレッドなら最初からレッドが100になっているが、これを上げるとますますレッドが強くなる。出力がレッドなのにグリーンを上げると、画面のグリーンの部分がレッドになってくる。

 

レンズフィルター:ビデオカメラのレンズフィルター。
平均化:明るさが全体に広がるようにする。
バリエーション:ハイライト、中間調、シャドウを、明るさと色でさまざまに補正した例を出す。

 

演算:
2次元画像(レイヤー)の上に1次元画像(レイヤー)を合成する。
2つのレイヤーを合成する。チャンネルで合成できる。
マスクを指定すると、透明部分を合成に含めないことができる。

 

画像操作:現在の「レイヤー」に指定レイヤーを合成する。
カラーの適用:ほかの画像と色調を合わせる。
グラデーションマップ:一度グレースケールに変換して、それをグラデーションに再配置する。
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トリミング:透明部分がある画像で、自動的に不要な透明部分をカットする。

 

 

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レイヤー

 

新規塗りつぶしレイヤー:グラデーションも使える。使い方はレイヤーマスクと同じ。

 

調整レイヤー:
クリッピングパスは普通にできる(その直下のレイヤーにだけ適用)
選択範囲を作ってから調整レイヤーを作ると、選択範囲にだけ適用する。範囲を変えるには、レイヤーマスクと同じで、ブラシで黒や白で塗ればいい。

 

レイヤースタイル:
レイヤーを作成:レイヤースタイルを一つのレイヤーとして作成する。これで下のレイヤーと結合したりできる。
効果の拡大・縮小:効果を広げたり狭めたりできる。

 

クリッピングマスクを作成:昔でいうグループ化。
グループ化:昔のグループ化のことではない。単に複数のレイヤーを一つのフォルダに収めるだけ。

 

スマートオブジェクト:
スマートオブジェクトは、途中の変形やフィルターの過程を、途中に相殺するようなものがあれば相殺する。コラップストランスフォームに似ている。オブジェクトをきれいにしたまま変形できる。例えば今の画像を50%にした後に400%にすると、最初から200%にしたのと同じだが、普通は一度縮小したので汚くなっている。しかしスマートオブジェクトでは汚くならない(50→400ではなく今→200%となるため)
スマートオブジェクトに変換:スマートオブジェクトに変換。
コンテンツを編集:スマートオブジェクトの元の画像を編集する。保存すると編集が適用される。ちなみに保存してもファイルとしてハードディスクに保存されるわけではなく、一時的なもの。
コンテンツを適用:レイヤーを統合したものを新しいファイルに移す。
ラスタライズ:これで変形などを適用、元のレイヤーに戻す。

 

テキスト:
段落テキスト(ドラッグで範囲指定)とポイントテキスト(一行だけ)があるが、これを変換できる。

 

整列:複数レイヤーを選択してこれをやると、整列できる。
マッティング:選択範囲を切り取って貼り付けるとき、ピクセルが不要な部分まで含むことがあるが、これをやるとなくせる。

 

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選択範囲

 

近似色の選択:現在の選択範囲の色と近い色まで選択する。その範囲は自動選択の許容値で決まる。自動選択と合わせて使うことが多い。

 

色域指定:範囲は空間的範囲。プラスで増やせ、マイナスで減らせる。

 

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フィルタ

 

スマートフィルター用に変換:
これをやればそのレイヤーがスマートオブジェクトになり、その後フィルターをかけても後で無効にしたり、後で設定を微調整できるようになる。
レイヤーパネルで、フィルタ名をダブルクリックで設定変更、右の二つの矢印みたいなのをダブルクリックでそのフィルタの不透明度や描画モードを変更できる。
マスクのマークがある。つまりかかる範囲を黒と白で調整できる。

 

レンズ補正:レンズによるゆがみを補正する。ゆがみだけでなく、周辺と中心あたりの明るさも補正できる。

 

ゆがみ:
AEの歪みツールのようなことができる。マスクをするとゆがみから保護できる。
スマートオブジェクトにしていると使用できない。

 

VanishingPoint:
遠近を示す4点をクリックし、遠近の「面」を作成。その後はその中にブラシでコピースタンプできるのだが、それは遠近にあわせて歪められている、というもの。
選択範囲を指定し、コピーペーストなどできる。変形で反転や回転もできる。
ものさしで長さや角度を検出できるらしい。精度は不明。相対で長さの縮尺を変える。

 

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フィルタの種類

 

気になったものだけ挙げる。
フィルタの中には、背景色が絡むものもあるので注意。
パネルメニューがあり、テクスチャなど読み込めるものもある。

 

アーティスティック:
基本的に、こすったり塗りつけたり、元の画像の「塗り」を大きく変える。
ポスタリゼーション、カットアウト:セルシェーダのような効果が出る。

 

シャープ:
アンシャープマスク、スマートフィルター:たいてい写真ではいくらかボケるため、これでシャープにするといい。プリントの場合、%は150〜200、半径は1〜2がお薦めらしい。

 

 

ぼかし:
詳細:エッジを失わずにぼかせるが、あまり変化がない。
表面:AEのバイラテラルに似ている。ソフトなぼかし。
シェイプ:シェイプの形状でぼかす。

 

ブラシストローク:ブラシでごしごしこすったほうな効果。

 

変形:
シアー:一本の線でゆがめる。メッシュワープではないが似ている。一本線のみ。
ジグザグ:水面の波紋のような効果。
海の波紋:かなりリアルな海の波紋。
置き換え:別の画像の輝度でゆがめる。ゆがめる画像はPSDファイルでないといけない。

 

ノイズ:
ダスト&スクラッチ:閾値が低いとぼかしのようになる。ノイズを加えるには閾値をある程度高くする。
輪郭以外をぼかす:文字通り。繰り返すとエッジを残して後はボケる。
ノイズを軽減:詳細なオプションでノイズをなくす。この後アンシャープマスクをしてエッジを戻したりする。

 

描画:
ファイバー:前景色と背景色でノイズの入った繊維。
雲模様:前景と背景色で作られる。
逆光:レンズフレア。
照明効果:照明。3Dのライトのようなものだが、画像自体は平面であることに注意。

 

その他:
スクロール:髪のテクスチャを作るのに使えるかもしれない。

 

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3D
はっきり言って、これを使うくらいならLightWaveを使ったほうがいい。
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表示

 

校正設定・色の校正・色域外警告:
校正設定を設定し、色の校正にチェックを入れると、その状態でどのように見えるかシミュレートする。
CMYKで色の校正にチェックを入れておけば、印刷時にどのように見えるかわかる。
モニタの場合はWindowsRGB。この場合、色の校正にしても意味はない。
CMYKのとき、色域外警告にチェックを入れると、印刷時にその色のとおりに印刷されない部分が灰色なって示される。

 

表示・非表示:ピクセルグリッドで500%以上の拡大でピクセルを表示。

 

スマートガイド:オブジェクトの端とか中央を表示してくれる。
エクストラ:パスのエッジなどの表示。

 

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ツールパネル

 

ツールプリセットパネル:
左上のやつか、ウインドウ→ツールプリセットで出せる。
ブラシなど、ツールの特定の状態を保存できる。

 

選択ツール:alt押しながらで選択範囲を範囲解除。

 

マグネット選択ツール:
幅:大きいほどポインタから遠くのエッジまで認識する。遠くまで吸い付きやすい。
コントラスト:低いほどコントラストが低くてもエッジと認識する。
頻度:多いほどパスポインタがたくさん生成される。

 

自動選択:
許容値が低いほど近い色しか選択しない。正確さを求めるならマグネットのほうがいいか。
隣接:これを無効にすると、離れていても近い色なら選択する。

 

クイック選択ツール:
ロトブラシと同じ要領なのだが、ブラシの大きさは関係ない様子。選択のしかたの微調整はできない。
自動調整は、境界線の粗さや歪みを減らすらしい。

 

境界線を調整(選択ツールなどのオプション):
半径調整、調整消去ツール:選択範囲を細かく追加、削除する。
滑らかに:エッジのギザギザを滑らかにする。
ぼかし:ぼかす。滑らかにするのとは違う。
コントラスト:ぼかしの逆のような感じ。エッジをシャープにする。
エッジをシフト:選択範囲を広げたり狭めたりする。

 

マジック消しゴムツール:隣接する似た色を消去。許容値で範囲を決める。

 

背景消しゴムツール:
ポインタの中心点の色を採取し、それに近い色を消す。マジック消しゴムと異なる点は、ブラシの大きさを指定できること。そのため精密に消せる。
サンプル継続:一度のドラッグで、連続的に色を採取、近い色を消していく。
サンプル一度:ドラッグの最初の地点で色を採取、それに近い色だけ消していく。
背景をスウォッチ:背景色を基準にする。
隣接:ドラッグしていると、その隣接している色だけ対象にする。大きなブラシなどで、異なる色で挟まれているとき、それをまたいだ色は対象にしない。
隣接されていない:ドラッグしていると、隣接でない遠くの色でも対象にする。使ってみると、およそ「たくさん消す」くらいの感覚になる。
輪郭検出:ドラッグ中、輪郭を自動検出し、エッジ内の色だけ削除対象にする。

 

スポット修復ブラシツール:全自動で周囲の色を分析し、同じパターンで塗りつぶす。分析の仕方は上のパネルで、近似色、テクスチャ、コンテンツの3種類ある。ブラシのサイズを大きめにするとうまくいきやすいらしい。コンテンツに応じるが最も周囲に溶け込む。

 

修復ブラシツール:
コピースタンプと似ているが、描くときに明るさが周囲と溶け込むように調整される。
altでサンプルを選択。
モードを置き換えにすると、明るさが溶け込まず、そのまま写される。

 

パッチツール:
透明にすると、ドラッグ先の画像を合成して自然に溶け込ませる。
ソース:まず投げ縄で囲む。次にそれをドラッグすると、別の領域にその部分を上書きする。やってみるとわかる。
複製先:投げ縄で囲み、その部分をドラッグでそのまま移動させる。

 

鉛筆ツール:自動消去にすると、ストローク最初に描画色と同じ色のところにあると、背景色にするという意味不明な機能。

 

色の置き換えツール:
現在の色をオーバーレイのようにして現在の画像に塗りつける。
継続では常に塗りつぶし続ける。一度では最初にドラッグした色に近い色しか塗りつぶさない。背景のスウォッチでは背景色を含む色だけ塗りつぶす。
隣接などの設定は背景消しゴムツールを参照。

 

混合ブラシ:
カンバスの色と混合し、油彩画のようになる。
リザーバー:左上の色パネル。これが油彩の色を混ぜる部分に相当する。
パネル1:色パネルの右の矢印のついた筆パネル。これが有効だとリザーバーの色を使用する。無効だとこの色は使わず、単にカンバスの色を引き伸ばしたりするだけになる(指先ツールに似ている)
パネル2:右のパネル。これを無効にすると、カンバスで筆で描くとカンバスの色を拾ってリザーバーの色に混ざるようになる。
にじみ:これが高いとカンバスの色とリザーバーの色がよく混ざる。0だと普通のブラシと変わらない。
補充量:リザーバーから補充するインキの量。これが低いと早く乾き、一回のストローク内ではリザーバーの色は早くになくなり、後はカンバスから拾う色のみになる。
ミックス:これが低いとリザーバーの色が強くなり、描くとカンバスの色の上にリザーバーの色が濃く描かれる(混ざらないわけではない。最初リザーバーの色が濃く出るが、ストロークしていると混ざっていく)。値が高いとカンバスの色が優先で、ストロークしていってもほとんどリザーバーの色は出てこない。

 

コピースタンプツール:調整ありだと最初にドラッグした点が基準になる。調整なしだとドラッグするたびに同じ画像が描画される。

 

ヒストリーブラシツール:
ヒストリーパネルの左にチェックを入れるとヒストリーブラシが使える。その時点でのヒストリーの画面で塗りつぶす、あるいは塗っていく。コピースタンプのヒストリー版といった感じ。選択範囲で塗りつぶしでやれば選択範囲を塗りつぶせる。

 

アートヒストリーブラシツール:
ヒストリーブラシと同じだが、ブラシを選べる。
スタイルでストローク、範囲はブラシの影響範囲で、許容値が高いほど元の画像を忠実に再現する。しかしかなり雑なストロークで、実用価値があるかどうか不明。

 

グラデーションツール:グラデーションエディターではノイズという項目がある。かなりでたらめにグラデーションを作る。

 

シャープツール:ディテールを保持を有効にしておくと、比較的汚くならない。

 

覆い焼き:明度を上げる。
焼きこみ:明度を下げる。
スポンジ:彩度を上げる、または下げる。

 

ペンツール:
上のオプションの矢印をクリックして、ペン、四角形、カスタムシェイプなど、それぞれでオプションを設定できる。ペンならラバーバンド(パスの曲がり線)を描くかどうか、カスタムなら比率、多角形なら何角形かなど。
オープンパスを終了するには、ctrl押しながら別の部分をクリックするしかないらしい。

 

フリーフォームペンツール:
上の矢印でオプションが選べる。
カーブフィット:高いほどアンカーポイントが少なくなるが、元の手で書いたラインと異なる可能性が高くなる。

 

マグネットは画像のエッジに沿って自動で吸い付く。画像をマスクしたいときに。
幅:大きいほどポインタから遠くのエッジまで認識する。遠くまで吸い付きやすい。
コントラスト:低いほどコントラストが低くてもエッジと認識する。
頻度:多いほどパスポインタがたくさん生成される。

 

テキストツール:
クリックでテキスト入力、ドラッグで範囲指定してからその中にテキストを描くこともできる。
普通に自由変形できる。
テキストを描くとき、パスにポインタを合わせるとパスに沿ってテキストを描くことができる。パスコンポーネントツールでドラッグして上下代えられる。
テキストの追加入力は、テキストレイヤーのサムネールをダブルクリックすると確実。

 

文字マスクツール:文字を入力すると、その文字の部分だけ選択範囲になる。塗りつぶせばその色で文字が描ける。

 

ワープテキスト:テキスト編集の時、上のオプションでワープテキストをやると、文字をさまざまにゆがめられる。

 

 

///マスク
ボタン一つでピクセルマスク(レイヤーマスク)を作成。このボタンだと選択範囲を残してマスクを作成する。選択範囲以外を残したり、全部残したりするにはメニューのレイヤー→レイヤーマスクから選べる。
マスクのぼかしや濃度を調整できる。ぼかしは境界のぼかし、濃度はマスクされて見えない部分の不透明度を変える。
色域指定で特定の色域だけマスクしたり、境界線のさらに詳細設定もできる。
境界線を選択範囲にしたり、マスクの適用、マスクを見えなくするのもこのパネルからできる。

 

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レイヤーパネル

 

透明ピクセルをロック:透明部分だけロック。不透明部分は更新できる。
画像ピクセルをロック:透明も含めて書込み禁止。
位置をロック:移動できなくする。

 

不透明度:レイヤー全体の不透明度。
塗り:ドロップシャドウなど、レイヤー効果以外(元の画像)の不透明度。

 

描画モード:
背景:透明ピクセルをロックの状態のみ有効。透明ピクセルにだけ描く。

 

///レイヤー効果
描画モード・不透明度:レイヤーパネルのと同じ。

 

高度な合成:
塗りの不透明度:レイヤーパネルのと同じ。
チャンネル:ドロップシャドウなどのレイヤー効果について、これを有効にしたチャンネルが抜き取られる。つまりこれを無効にしたチャンネルが残る。
ノックアウト(抜き):塗りの不透明度について、なしだと単に透明になるだけだが、浅いにするとすぐ下のレイヤーとの共通部分を透明にする。深いにすると背景以外すべて共通部分を透明にする。

 

ブレンド条件:
レイヤー効果とは関係ないが、レイヤーのどの部分を残し、どの部分を下のレイヤーと合成させるかの設定。
ブレンド条件:このチャンネルに対して適用される。
このレイヤー:現在のレイヤーで、左の黒と右の白の矢印で範囲指定する。そのチャンネルのこの二つに挟まれたとことだけ見える。そのチャンネルのほかの部分は見えなくなり、下のレイヤーがそのまま見える。
下になっているレイヤー:ここで指定した下のレイヤーの範囲が合成される。この範囲外の部分に重なっている現在のレイヤーの部分は透けて、下のレイヤーがそのまま見える。

 

レイヤーをリンク:
下の鎖のパネル。複数のレイヤーを選択してこれをやると、いっぺんに移動できる。

 

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ほかのパネル

 

ヒストリーパネル:
ヒストリーオプション:パネルの右上の「ヒストリーオプション」で、ノンリニアヒストリーを許可にすると、普通は一度戻ると、戻る途中の経過は消えてしまうところを、消えなくできる。
スナップショット:その時点での画像を保存。レイヤー情報もすべてその状態で保存でき、ヒストリーのように残せる数に制限がない。重要な場面で取っておくといい。また右上メニューの「新規ドキュメント」でスナップショットで新規ファイルを作成できる。

 

ヒストグラム:
右上のオプションで拡張にすると、もっと詳しく表示できる。
三角印をクリックすると、最新に更新する。

 

アクションパネル:
アクションを記録したりする。ブラシの軌跡は記録できないが、シェイプの一部は記録可能。
シェイプで軌道を記録すると、軌道自体は記録できないが、アクションの途中でパスパネルからパスを選択して左上のパネルオプションで「パスを挿入」をやることで、その時記録したパスに置き換えて今のパスを入れてアクションを実行できる。

 

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アニメーション

 

フレームモードとタイムラインモードがある。

 

オプション:
オプション設定は右上のパネルで設定する。ドキュメント設定でfps、オニオンスキンで前後何枚表示するか決定。
レイヤーを分割でその時点で2つに分割。
ワークエリアで範囲指定し、ワークエリアをリフトすると、その部分だけ空白にして前後二つのレイヤーに分ける。

 

タイムラインモード:
タイムラインはAEと同じ使い方。ビデオレイヤーやムービーファイルはこちらでしか再生できない。
レイヤー→空白の新規ビデオレイヤーでビデオのレイヤーを作成し、そこにペイント可能。ただしペイント効果はその1フレームのみ。全フレームに適用したいなら、静止画のレイヤーを追加して描けばいい。
AVIなどのムービーファイルを読み込み、空白のビデオレイヤーや、あるいは元のレイヤーに直接、1フレームずつペイントが可能。
元ファイルを変形したり指先ツールで変形した後、元ファイルの状態に戻したいときは「フレームを復元」で戻せる。
ラスタライズはそのフレームでの静止画を作成する。

 

フレームモード:
ビデオレイヤーは再生できない。レイヤーの静止画を連続で表示するのみ。
フレームモードはそれぞれサムネールで表示時間を設定し、左から順に映す。サムネールごとにレイヤーの表示を設定する。

 

レンダリング:AVIで普通に書き出せる。

 

作画アニメ:
タイムラインモードで空白ビデオレイヤーを作成し、オニオンスキンを見ながら1フレームずつ移動しながら描けば、効率的に作画アニメを作れる。

 

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その他

 

インクジェットプリンタの解像度は、720〜2880dpi。最低220は必要。