奥行き回転後のBOXの長さを求める

定規を回転させて比率を見る

奥行き回転させた後の線の長さは、今まで三角関数を使って計算してきましたが、計算するのが面倒という場合、定規を回転させて目測をつける方法があります。
簡単にいえば、定規を体の一部分とみなし、回転前と回転後で長さの変化を見る、というものです。

 

画像:定規を横一直線。

 

これを奥行き回転させ、回転前との長さの比率を見ます。

 

画像:奥行き回転後の定規の長さ。
奥行き回転後の定規の長さ。
BOXの回転前の長さはすでに学びましたので、それに回転後の比率を掛け算して見た目の長さを出すだけです。
ややこしそうな回転方向でも、回転前との長さの比率はおよそ見当をつけることはできます。

 

画像:定規を斜め方向へ回転。
定規を斜め方向へ回転。
また定規の手前の部分の太さを見ることで、奥と手前の拡大縮小の程度も知ることができます。

 

 

定規をクロスさせて回転させる

定規で縦横の長さを物体と同じ比率にし、そのまま回転させて形状の見当をつける方法です。
たとえば頭部は、横の長さが縦の長さの3分の2程度なので、縦30センチ、横20センチとし、縦横の比率を作ります。

 

画像:定規で縦30センチ、横20センチのクロス。
定規で縦30センチ、横20センチのクロス。
これを目的の角度まで回転させ、回転後の各辺の縦横の長さや角度を見ます。

 

画像:回転後のクロス定規。
回転後のクロス定規。