途中の試験でいい点数を取る利益をよく考えてみる
中間試験や小テストが近づくと、何とかしていい点数を取ろうとみんな必死になります。
危機感のあまり、いつも遊ぶ時間を削って勉強できたりする人もいます。
試験直前でも危機感が出ず、勉強しようと思って実は勉強していなかったりと、人によって反応はいろいろです。
それでもだいたいみんな試験直前になると「焦る」のがふつうです。
そして先生方も、危機感をあおって焦らせます。まあ当然でしょう。
さてそこで一つ考えてほしいのですが、その中間試験や小テストで少しいい点数を取って、具体的にどう得になるか、よく考えてみてください。
その試験である科目が、勉強しなかったら50点で、勉強したら70点取れたとします。
20点増えて、どのような利益があるでしょうか?
親や先生が喜ぶかもしれません。「お前、よくやったな!」といわれたら、まあうれしいでしょうか。
あるいは成績表が順位でどこかに貼り出されて、自分の成績が良くて評判になったら、それもうれしいかもしれません。
しかし重大な利益が見えてきません。ほめられるとか評判になるとか、はっきりいって重要なことではありません。
別にほめられなくてもいいし、皆の評判にならなくてもいいでしょう。いい大学に行けさえすれば。資格に受かりさえすれば。
最終目標は受験であり目先の試験は悪くてもいい
最終目標は、学生の場合は受験であり、資格試験であれば資格の試験です。それを忘れないようにしましょう。
極端な話、学校でやる試験では赤点ギリギリでもいいのです。
成績ギリギリでも卒業し、いい大学に入ればいいのです。
あるいは資格の予備校なら、小テストでの点数が悪くても、要は資格試験で受かればそれでいいのです。
目先の試験だけにとらわれないようにしてください。
特に学生の場合、受験する大学、学科によっては、ほとんど必要のない科目があります。
私立大学でもいいという状況では、ある学科が全く必要ない場合もあります。
私立で文系を目指した場合、数学や理系科目は全く必要ない場合があります。これらの科目が学校であったとしても、赤点ギリギリでもかまわないでしょう。
学科によっては点数の比重もあり、たとえば理系の大学に入りたい時、社会科目はあまり重要ではありません。全く必要のないところもあります。
そういう人は、学校の社会の試験では赤点ギリギリでも、とにかく進級、卒業できればそれでいいのです。
目先の試験にとらわれすぎて、あまり怖がらないようにしてください。
要は最後の受験、資格の試験でいい点数を取ればいいので、そこは割り切れるようにしましょう。
先生が怖いからとかいう理由で、どうでもいい科目に時間を使いすぎないようにしてください。
一夜漬けをしたら必ず復習をしないともったいない
テスト前に一夜漬け、つまりテスト直前で一気に勉強してテストで点数を取るということはよくあることです。
一夜漬けは、理系科目(数学や物理)ではあまり効果がありませんが、暗記系の科目だと効果がある場合があります。
英語の単語テストでも効果があります。
しかし忘れてはならないことは、一瞬だけいい点数を取っても、受験に生かせなければやった意味がないということです。
もし一夜漬けで大量に暗記した場合、必ず後で復習をしてください。
一夜漬けは特に、睡眠時間を削ってやったりすると、数日で一気に忘れてしまいます。これでは意味がありません。
はっきりいって、点数はどうでもいいのです。
たくさん覚えた、ということを無駄にしないでください。
それだけたくさんの単語を覚えて、忘れるのはもったいないということです。
何度か復習して単語をしっかり記憶に定着させれば、ずっと後の受験で役に立つに違いありません。
点数はどうでもいい、でも今回覚えたことは受験できっと役に立つ。
そう思って必ず復習するようにしてください。
資格試験の場合は小テストも生かせる
資格の予備校では、よく小テストや中間試験のようなものをやります。
資格の勉強では、無駄な勉強というのはまずないので、せっかくやった試験の結果は有効に活用しましょう。
ここでもやはり点数はどうでもいいので、間違ったところをしっかり復習しておきます。
間違ったところだけ後で一気に復習できるようにしておくと便利です。
テスト問題をどこかに集めておき、後で間違った問題だけ一気に復習できるようにしておくと便利です。