心理療法には個人差がある

心理療法の個人差について

「こんな勉強方法があるぞ!」といわれて、自分もやってみたけどまったくうまくいかなかった、ということはないでしょうか?
こういうのは市販の勉強本の類でよく起こります。ビジネスの自己啓発コーナーの本には、こういうものがたくさんあります。

 

心理学が不確定な効果をもたらす原因、つまり個人差があり「この方法が、ある人には効果があり、別のある人には全く効果がない」というようなことが、本当によくあります。
これは勉強方法というより、心理学に関する全般がこのような結果を出すものなのです。

 

一つのすごい方法を考え出したからといって、それを万人に適用できるような方法は、まず存在しません。
市販の勉強本や勉強サイトを読んでも、ことごとくうまくいかない主な原因はここにあります。
そのやり方は、その本や記事を書いた作者には効果があるが、自分には効果がないということです。

 

 

いろいろ試す

最適な勉強法に個人差がある以上、現実的な方法としては、いろいろ試してみる以外にありません。

 

このサイトでは、私自身が試してみてうまくいった方法が書いてありますが、うまくいかなかった方法についてもたくさん書かれています。
私がうまくいかなかった方法というのは、別の人でうまくいったものです(カウンセラーが実際使った方法や、ほかの受験生の体験談などを参考にしています)

 

私がうまくいった方法でも、あなたにはうまくいかないかもしれません。
逆に、私がうまくいかなかった方法で、あなたはうまくいくかもしれないのです。

 

これらの仕組みや原理を理解したうえで、自分でいろいろ試してみてください。

 

 

事前にどれがうまくいくかわからない

心理療法の技術のさまざまな方法のうち、自分に合いそうなのはどれか、というのが、事前にはっきりとはわかりません。
試してみるまで分からないのです。

 

正確には「これがうまくいきそう」という見当をつけるくらいはできますが、100%うまくいくとは限りません。
また「これはうまくいかなさそう」という見当をつけてみたものの、実際やってみるとうまくいくこともあります。

 

勉強とは関係ないのですが、たとえば私は、高台に上ったときにかなり恐怖を感じるという、いわゆる高所恐怖症みたいなものがありました。
それをなんとか克服しようと、いろいろ試してみました。

 

私は、昔は高いところに上っても平気だったので、その時のことを思い出し、同じ感覚でいれば恐怖はなくなるだろうとやってみました(タイムライン、あるいは再インプリントという方法です)
でも恐怖はとれませんでした。これは効果がなかったのです。

 

恐怖で足が震えてきました。
その時目の前で5歳くらいの女の子が走り回っていました。どうやらこの子はこの高さは全く怖くないようです。
それで「この女の子の気分はどんな感じだろう?」と想像して、自分に取り込むことにしました(モデリングという方法です)

 

するとかなりの程度恐怖が消えて、普通に歩けるようになりました。この方法は効果があったのです。
このモデリングという方法は、なんとなく効果がないだろうと思っていたのですが、意外にも効果がありました。

 

こんなことがあるので、心理学の世界というのは、とにかくいろいろ試してみるのが一番です。

 

 

一つの方法にこだわりすぎない

このサイトには勉強の習慣をつけるための方法がたくさんありますが、その中の一つの方法にこだわり、ほかの方法を試さない、ということにならないように気を付けてください。
その一つの方法は、あなたに合わない方法かもしれません。

 

合わない方法だと、何度やってもうまくいきません。練習してうまくなっても、おそらく効果が薄いです。
なのでその一つの方法に時間をかけすぎるのは、時間がもったいないです。

 

それをやってみて、すぐに勉強時間が増えたらそれはあなたに合っています。継続しましょう。

 

以前と何も変わらないけど、続けたら勉強時間が増えそう、と思えるものなら、それは続けましょう。
しばらく続けてみて、やはり何も変わらなければ、やめていいでしょう。

 

勉強時間が増えるどころか減ってしまった場合、あなたに合っていません。それはやめてしまいましょう。

 

 

追加的に使用する

もし「そのうちできそう」という方法がいくつかあれば、それぞれ独立して試すのではなく、追加的に使うことをやってみてください。

 

たとえば図書館でずっと勉強するのと、友達と進歩状況を報告し合う、という方法がありますが、これら2つともうまくいきそうだったとします。
それなら、普段から図書館で勉強しつつ、さらにその成果を友達と報告し合いましょう。

 

律儀に1つずつ試すことはありません。複合させて、同時的に使っていけば、効果も強力になります。
それでも全部同時にやろうとすると、時間が無くなったり無駄になるかもしれません。
全部同時にやる必要はないので、うまくいきそうなもの、好きになれそうなものをいくつか取出し、同時的にやっていくといいでしょう。

 

 

心理療法は双方向的

心理療法は個人差がかなりあるので、一方的に情報を与えても効果が出にくい、という特殊な事情があります。
学校のように、先生がたくさんの生徒に向かって情報を与える、というやり方では、「一人一人に最適な授業」とはなりません。

 

心理療法はどちらかというと家庭教師に近く、基本的には1対1で面接し、やり取りしていくうちに相手にとって一番いい方法を提案していきます。

 

こういった職業はほかにもあります。
たとえば会社の経営をアドバイスする経営コンサルタントや、法律相談の弁護士などもそうです。

 

このサイトだけ読んだのでは、まず自分に一番合ったやり方を自分で見つけなければなりません。
それはちょっと大変かもしれないし、時間もかかるでしょう。

 

できるだけ早く効果を得たいと思ったら、専門的な知識やスキルのある人に相談すると効果的です。

 

管理人である私に相談してもいいし、このサイトを読んでいるほかの人と相談してもいいでしょう。
あるいは両親や友人に相談して「こういうやり方があるんだけど、どう思う?」と聞いてみるのもいいでしょう。

 

もちろんそれは最初の間だけであって、慣れてくればどの方法が自分に合っているか、すぐにわかるようになるでしょう。

 

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3章のまとめ
このサイトの方法をいろいろ片っ端から試してみてください。そして必ずその効果を数字で測定しましょう。ある程度勉強の習慣が身に着いたら次に長期的な計画を立てましょう。
自力で変わる
心理療法というのは、自分が本気で変わろうとする気がなければ、効果はありません。
協力者・支援者という関係
新しく習慣を身に着けるためには自分自身が変わらなければなりません。誰かが自分を変えてくれると期待してはいけません。
うまくいかない場合にどうするか
このサイトの方法をそのまま試してみうまくいかないかもしれません。そんな時に自分に合うやり方で工夫して使ってみましょう。
続けていれば100%成功するのか?
あらゆる心理療法は必ず100%成功する(問題が解決する)という保証がありません。このサイトも同じです。また塾や予備校なども同じです。
常にいい方向にいくとは限らない
このサイトの方法を試すとき、必ず数字で効果を測定してください。うまくいけば継続、変化がなければほかの方法を追加、勉強時間が減れば中止します。
成功しても永久には続かない
もし勉強の習慣を身に着けることに成功しても、そのうちだらけて元に戻るかもしれません。そのときはまた初めに戻って習慣をつけなおせばいいのです。
必要なこと
まずは勉強する習慣を身につけましょう。ある程度勉強する習慣が身に着いたら、長期的な計画を立てていきましょう。
あきらめたほうがいい場合があるか
勉強の習慣を身に着けるときに、自分が変わる気がない、真剣でない、努力がいやなどという気持ちがある場合は、まずうまくいく可能性がありません。その考え方を改めるべきです。

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