「もし〜ならば」と問いかけてみる

時間軸・未来(if)

  • (問題行動に対し)もしこのままなら〜・もしこれをやめれば〜
  • (解決すべき行動に対し)もしこれをやったら〜、もしこれをやらなければ〜

 

と自分に質問してみます。
これは勉強するときに、動機をつけるものとしてかなり重要になってきます。

 

「勉強すべき時にゲームばかりしてしまう」という悩みに対し、「もしそのまま続けているとどうなりますか?」と質問すれば、「大学受験に失敗してあとで困るでしょう」と返ってくるでしょう。
「そしてどうなりますか?」とさらに質問すれば、就職に失敗するとか、公務員試験を受けようにもやはり同様に勉強する習慣がなくて失敗するとか、そんな答えが返ってくるかもしれません。

 

逆に「もしゲームをやめて勉強したらどうなりますか?」と質問すれば、受験に成功してその後の就職やさまざまな試験でもうまくいく、という答えが返ってきそうです。

 

問題行動をやり続けた場合、あるいはそれをやめた場合、具体的にどのような未来が予想されるかというのは、重要な問題です。
もし自分に危機感がないと思ったら、こういう質問を自分自身に問いかけてみることで、改めて危機感がわくことで勉強するようになることが期待できます。

 

 

どんどん先のことを考えていく

こういう問いかけは、どんどん詳しくしていくことが大事です。
単に「いい大学に受からないから」だけでなく、その後どうなるか、わからなければ自分でどんどん調べていきましょう。

 

大学に行けないからいい会社に入れない?するとその後どうなるのかまでは教師や親もあまり教えてはくれません。
給料が低いとどうなるのか?解雇されやすいとどうなるのか?貧困に落ちるとどうなるのか?

 

ただ自分に質問して答えるだけでなく、さらにその後は?その後は?と、どんどん先のことまで質問し、わからないなら自分で調べていきます。
誰か大人に質問したり、インターネットで調べたりします。
最近は何でもインターネットで検索でき、昔に比べるとはるかにいろいろな情報を得やすくなりました。文明の利点は大いに活用しましょう。今ならスマートフォンさえあれば何でも検索できます。

 

あなたが自分の未来のことをどんどん先回りして調べることで、なぜ勉強しなければならないかがますますわかってきます。
なぜ勉強したほうがいいのか理解できればできるほど、あなたはもっと勉強するようになるでしょう。自分自身により危機感を持たせ、勉強させます。

 

親が歳を取って退職したらどうなるか?親が介護が必要になったらどうか?さらに自分が歳を取ったら・・・と、できればそれくらい先まで考えていきたいところですが、このあたりまで先のことになるとちょっと想像つきにくいかもしれません。

 

また社会人の方でも、まだ若いうちは親の介護など考えないまま適当に暮らしていきがちです。
何事も先回りして準備しておいたほうが、いざその時のダメージが少なく済みます。ちゃんと準備しておきましょう。

 

 

非現実的な将来を想像しないことが重要

重要なところですが

 

非現実的な夢を持っている間は、なぜ勉強が必要なのかは理解できません。

 

勉強が必要な理由は、現実がそうだからです。
日本の社会が現実にこのようになっている、ということをちゃんと知っていれば、おのずと勉強が必要なことが分かってきます。
大人が勉強しろとうるさいのは、現実世界を間違うことなく知っているからです。
学生の間に勉強に必要性が分からないのは、現実の社会の仕組みを誤って認識しているからです。間違った思い込みがあるので、なぜ勉強が必要なのかわかりません。
なぜ必要というより、勉強をしたほうが有利になるということがわかりません。

 

宝くじを引き当てる前提のような、非現実的な将来を描いている間は現実というものが見えていませんから、したがってなぜ勉強が必要なのかわからないのです。

 

アイドルになりたいとか作家になりたいとか、現実に起こりうる可能性がほとんどない将来を描いていると、実際に将来その時になると、実に意外な事態が待ち受けており、予想もしないようなことをやらされる羽目になります。

 

勉強の必要性は、社会の仕組みをよく調べればわかることです。わからなければこのサイトで社会の仕組みを勉強していってください。